不安を感じるのは事柄よりむしろ人柄に依存する

不安を感じる人、多いと思います。不安はどこから生成されるのか。それは、不安の対象と不安を感じる人の2つの要素があると考えます。実は見落としがちなのが、感じる人、つまりその人の人柄なのです。今回は、そんなことをば。

不安を感じる場合は、その対象が要因となります。特に未知のこと、苦手なこと、問題が起こったとき、なんかは、どうしても不安を感じてしまいますよね。不安を感じる事柄があればこそ、不安を感じるわけです。なので、一般的には不安なことがあるから、不安を感じるのだ、という考えになりがちです。

それもそうですが、やっぱり、事柄という要因だけではなく、やっぱり、不安を感じる人の特性にも影響してくることになります。同じ事柄でも不安に感じる人とそうでない人がいます。また、不安を感じやすい人でも、不安を感じる対象が異なったりします。例えばある人は仕事上のことに不安を感じやすく、別の人は家族のことに不安を感じやすい、、、とか。

これが意味することは、不安の要素を取り除いたからといって、不安が消えるとは限らない、ということです。人によっては、ささいなことなんだけど、不安に感じてしまう、という場合は、もぐらたたきのように、不安をつぶせば新しい不安が生まれてくる、ということもありますよね。秦の始皇帝のように絶大な権力をにぎって、一見すると不安要素がない、人であっても、最後には、病気、老化、死といった恐怖がたちはだかります。なので不老不死を追い求めたりもしたのですが、それはやっぱり難しく。

ということで、不安の対象にはたらきかければ不安が消える、というわけではなさそうです。まあ、不安の種を全て消すことは事実上不可能です。なので、不安と共存する、というか、不安を感じる人の心に働きかけていく、ということが必要なようです。

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