イーロンマスクがツイッター社でしていることは破壊かそれとも創造か

最近、メディアでよく見かけるのが、イーロンマスク氏とツイッター社の動向です。はたから見ると、好き勝手やってツイッター社を滅茶苦茶にしているように見えますが、何かしらの意図があるのでは、とぼくが勝手に、考えている次第です。今回はそんなことをば。

ご存知の通り、イーロンマスク氏はツイッター社を買収してから、従業員のリストラをし、さらに長時間労働を誓わせ、トランプ氏のアカウントの復活、批判的な貴社のアカウントの停止したり、さらには自分自身のCEOの辞任を投票にかけ、辞任すべきという結果が出て、じゃあ、辞任するぞ、と言っている次第です。これだけ見ると思いつきで好き勝手やっているようですが、もしかしたら、隠れた意図があるのでは、と思います。

それが、破壊的創造です。要するに新しい世界や組織を作るために既存の秩序を崩壊している、ということです。組織を変えるには大きく2つあります。一つは漸進的に変えていくこと。つまり、既存の秩序と折り合いをつけつつ、変えていくことです。これだと、秩序は維持されるし既存の構成員に対する負担も反発も少ないのですが、スピードが出ず変わるのに時間がかかります。逆に、既存の秩序を一旦破壊してそこから新しく組織を作っていくこと。これは、反発も負担も大きいのですが、スピード感は抜群です。

これを、ツイッター社で考えると、イーロンマスク氏は従業員をリストラし、また、投稿に関するルールについても壊しました。そこで、マスク氏がツイッター社のCEOから降りて新しい人を据えて、その人がツイッター社もビジネスを立て直し、発展させることがあるかもしれません。マスク氏は大株主あることをは間違えないので、後ろ側からそれを支え、あたらしい世界を作る、ということを企図しているのかなー、なんて思いました。そう考えると、マスク氏がCEOを続けるより一旦ひいた方が創造のプロセスがスムーズにいくかなんて。

まあ、これは勝手なぼくの想像なので、実際、マスク氏がどう考えいるか、またツイッター社がどうなるかはわかりません。このままダメになってしまうか、それとも再生のプロセスを辿るのか、ゆっくりとみていきたいと思います。

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