部下や友人、家族にお願い事をしていて、でも、結局、自分でしてしまうことありますよね。ただ、それはいいことではないので、傾向と対策的なことを考えてみました。
先回りをされると、された方の自尊心が傷つくことがあります。本来、自分がやる、と言っていたことなので、それができなかった、というと、意図せずに約束を破ってしまったことになります。それは面白くないですよね。それが嵩じると、相手がやってくれる、というのであれば、自分でやんなくてもいいや、という気分になって、やらなくなってしまう、ということがあります。
どうして、こういうことが出てきてしまうのか。一つの要因として、先回りする人と頼まれた人が持ってしまうのが、スピード感のズレ、ということがあります。頼まれた方は、それほど急いでないし、後回しにしてしまっている、ことが往々にしてあって、先回りする方が不安になってしまったりして、督促することも抵抗があると「じゃあ、わたしがやるわ」とやってしまうことがあります。
これの対策はどうするか、というと、タイムラインをあらかじめ合意しておく、ということでしょう。この日までにする、というのが明らかになっていれば、そこまでは待てますし、それを過ぎたら、督促もしくは自分でやる、ということもできます。なので、お願いをする際にはあらかじめタイムラインは確認しておくといいかと存じます。