残業、したくない、と思いつつ、つい、してしまうものです。残業代は出るので、それがインセンティブ、となっている、もあるのですが他にも色々と理由があるので、今回はそんなことをば。
経営者でも従業員でも、どこかに、働いた時間だけ成果が上がる、という考えがあります。なので、働いた時間を増やすために、残業をする、ということがあります。もちろん、そういう面もありますが、疲れてしまい効率が悪くなったり、非効率な方法をしていて時間を浪費する、ということもあるので注意が必要です。
あとは、残業している方が、働いている感を感じること。双方にとって気分がいいのですよね例えば、経営者の人が、夜煌々とあかりがついている自社のオフィスを見てニヤリとしたり、働いている方でも、「俺、今日寝ていなんだよ。」という謎アピールをしてしまうのもこの現れです。
それと、これは従業員サイドの話ですが、成果が出ていないのをプロセスでアピールする、ということがあります。つまり、俺はこんなに働いているんだよ、、ということです。逆に、できる人だと、スーッと帰っちゃたりします。実は、上司にとっては、成果が出ていることが重要で、逆に、悪戯に時間をかけられても困るだけなので、これはやめた方がいいでしょう。
これはよく言われることですが、みんな、もしくは、上司が遅くまで働いていると、その他の人が帰りにくくなってしまうこと、ありますよね。帰ろうとした時に、上司が嫌な顔をしたりとかすると、よほど心が強い人でないの帰れない。上司の側も遅くまで働いていると、部下が早く帰るとそれだけで苛立ったりします。俺がこんなに働いているのに、お前はなぜ帰るのだ、というようなイメージで。
実は、これらのことがある背景として、残業がきちんと管理されていない、ということがあります。サービス残業が出てきちゃったいるわけですね。残業代がきちんと出ていれば、逆にそれを抑えたい、というインセンティブが会社側に生じるので、それが残業を減らす方向に働くはずです。そのブレーキ機能が弱まっているから、上述したような、ありそうだけど非合理的な理由で残業をしてしまうのですよね。