老いとうまく付き合っていうためには

人間は少しずつ歳をとるものです。つまり、少しずつ老いていく、ということになります。ぼくもすでに初老と呼ばれる年齢になっており、そういうことも考える時期となっています。今回は現時点での考え方をまとめてみました。

一番大切なことは、「もう年だから」という言葉を使わない。「もう年だから」という言葉は非常に便利ワードで、これ一つあれば、できない理由、しない理由を作ることができます。そうすると、どんどん、できることすることが減っていき、人生が閉じていってしまいます。どんなに年をとってもできることはできるしやる人はやります。年をとってもできる方向で考えたほうがいいでしょう。

その中で大切なこととして、時代の流れにできる限りついていくようにすること。やっぱり、新しいことに手を出すより、今までやってきたことを繰り返したほうが楽です。ですが、それだと、やがて時代に取り残されてしまい、できないことだらけになってしまいます。限度はあるとしても、できる限り、新しいことにチャレンジしていくほうがいいのです。

そのためにも、健康に留意するということが必要かと思います。やっぱり、機械と同じで体もきちんとメンテナンスしないと、衰えやすくなります。例えば、暴飲暴食を控える、酒を控える、適度に運動する、きちんと睡眠をとる、定期的に検査や検診をうけ病気があれば治療する、など。もちろん、健康は確率論ですし、時の経過とともに衰えるものは衰えるのですが、とはいえ、健康に留意することにより少しでも衰えを止めたいものです。

あとは、衰えた、ということについてはきちんと受け止めて対応をすることも大切だと考えます。どうしても、若い時の体調について記憶があるのでそこから衰えても「まだまだ」と思って無理をしたり、逆に「若い時はこうだったのに」と愕然とすることもあるでしょう。それはそれで仕方がない面もあるので、きちんと受け止めて、必要ばあれば衰えをケアするような薬なり用具なりを利用して、衰えた機能を補完する、ということも大切かと思います。

一言でまとめると、客観的に老いを捉えうまく付き合っていく、ということが大切。「年だから」でもなく、「まだまだ」でもなく、できることはできる、そうなるよう努力する、できないことは受け止めて手立てを考える、といったところでしょうか。

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