お金を大切にする、ということは、いいことです。少なくとも、無駄遣いでお金をまき散らしている、、、ということよりはよっぽど。ですが、そこには当然に落とし穴も開いているので、今回はそんなことをば。

お金を払うことを惜しんで却って損をしてしまうことがあります。どうしても、金銭というものは大切なものですし、数字として表れるのでわかりやすい。ですので、本来であればお金をかけたほうがいいことに対しても、節約してしまう、、、ということです。

具体的には、楽しみであったり、人間関係であったり、経験であったり。こういったものは、数値にしづらいし、軽視しがちです。ですが、楽しみや経験を軽視すると人生から面白みが減ってしまいます。また、人間関係より金銭を重視すると、「ケチ」と言われ評価を落としてしまいます。人間関係からビジネスが生まれたり、就職先が決まったり、儲け話が来たりすることもあるので、人間関係が弱いと金銭的に損をしてしまう、ということもあるでしょう。

また、時間なんかもそう。確かに、時間も数値で表せますが、金銭より重要に考えていない人が案外と多かったりします。その結果、時間でお金を買ってしまう、ということも往々にしてあります。例えば、買い物に行って、安い商品を色々と探し回ったりして、結局、1日かけて数百円程度しか節約できなかったこともあります。あとは、道具にけちると仕事や処理の速度が落ちて時間がかかってしまう、ということもあるでしょう。

ということで、お金を大切にする、ということは大切なことですけども、お金ばかりを重視しすぎるとそれはそれで弊害があります。そもそも、お金は道具であり、使うべき時には使う、ことが大切です。お金がもたらす幸せと、それ以外のものから発生する幸せのバランスをとりたいものですね。