「新人ですから」、つい、口から出てしまいますよね。でも、その言葉、目の前の相手にどう感じるでしょうか?今回はそんなことを考えてみました。
自分に自信がなく、相手に対峙する場合、つい、言い訳めいたことを言ってしまいます。先にあげた、「新人ですから」、「駆け出しですから」、「初めてのケースなので」、等等。その後ろに隠されている言葉は、「ちょっと不安なのです。」、「もし、失敗したらすみません」という言葉が隠されています。
実際、真面目な人ほど、そういうことを言いがちです。一つは、正直なのと、不安で前もって言い訳しておきたい、という心理が働くのでしょうね。自己評価が低いのも一つの要因で、「うまくいかないかもしれない」という不安がつい溢れてしまう、ということなのでしょう。
ですが、これを聞いた相手はどう思いますか。例え話をするとわかりやすいです。あなたが、盲腸を患って手術することになりました。その時の手術を担当する医師が、不安げに「いやー、盲腸のオペ初めてなのですよー」と言ったらどう思いますか。そんな人に手術してほしくない、、と思いませんか?
お客さんから見れば、担当する人には堂々として欲しいもの。「新人なんで」とか言われると、不安になってしまい、「この人に任せてもいいのだろうか、、」という気持ちになります。営業の場合なんかだと、それが失注に繋がったりします。
ということで、「新人なので」は厳禁です。じゃあ、新人さんや業務に自信が持てない時はどうするか、ということは、機会があれば別に考えてみます。