読む力、聞く力、書く力、話す力をつけるためには〜聞く力編

読む力、聞く力、書く力、話す力、この4つは人と接するために必要な不可欠な力です。仕事にもプライベートにも効果を発揮する汎用的に活用できる能力です。今回は聞く力、について考えてみましょう。

「口は一つしかないけれど、耳は2つある」という言葉があります。それだけ、聞く力は大切ですよー、ということです。しゃべった量の2倍聞け、ということですからね。基本的に人は話したい生き物なのです。そこで、聞く力を発揮して聞いてあげるとそれだけで相手はいい気分になれます。また、人の相談に乗る場合でも、少しだけアウトラインを聞いてパッと助言するより、じっくり聞いて状況を確認してから助言する方が、適切な助言となるはずです。これだと、話を聞いていると、勝手に話手が結論を導いてしまう、ということもあります。

これだけ、聞くのが大切、と言っても、黙って聞いている、、だけでは、聞き上手とはいえません。話す方も、なんの反応もなく、喋り続けるのはかなり無理ゲーです。よく実験で、片方がしゃべって、もう片方の人が表情を変えず黙っていて、どう感じるか、という実験がありますが、喋っている方はかなり苦痛です。

まずは、リアクション。表情は柔らかく、話の流れに応じて表情を変える。うなづく。場合によっては、身振り手振りもあってもいいかも。こうやって、リアクションがあると話し手は、聞き手が興味を持って聞いてくれることがわかるので、安心して話せます。

あとは、質問。相手の話に沿った質問を繰り出していくと、話の内容が深くなります。この場合、話の内容をふかぼりするように、話を聞いていくのがコツ。相手が乗ってきているのに、話を変えてしまうと、ちょっとがっかりします。とはいえ、相手の顔色を見ながら、その話題を深めた方がいいのか、それもと、別の話題に切り替えた方がいいのか、を決めていくといいでしょう。

あとは、ポジティブな言葉を挟む。「すごい!」、「素敵」、「やるじゃん」、「おもしろ〜い」、「いいですね」等々の言葉などを。あまりに嘘くさいのはともかくとして、こういう言葉あると話し手は乗りますよ。

でも、一番、大切なことは、聞き手は興味を持って聞くこと。技法だけこらしても、興味がないと、そこに心がこもらず、聞き手としても、なんとなく嘘くさく感じてしまうことあります。逆に興味があれば、技法は使わずとも、自然に聞く姿勢ができてしまいます。

じゃあ、興味が持てない場合はどうするか?まずは、話の中で、何かしら興味を持てることを見つけるということがあります。それができない場合は、話題を変えるということもあります。話の切れ間をうまく見つけて、スラっと別の話題にしてしまう、ということでしょうか。あと、相手の話が止まらない場合は、聞き流していてもいいです。話したい気持ちが強い人は聞いてなくても喋り続ける、という傾向があります。

あと、コミュニケーションスタイルは人によって異なるので、その人に合わせることも必要です。饒舌な人ならひたすら聞き手に回る、逆に口重な人であれば自分から喋ったり相手に聞きたいことを自分版を話す、まあ、趣味を聞きたければ自分から趣味を話す、とか。

聞く力、簡単なように見えて、結構難しいです。興味を持って聞く、のが、実は一番大切なので、様々な角度から興味を持って聞けるようにしましょう。

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