心のブレが生じた時になすべきこと

人はどうしても、心のブレがある場合、という場合があると思います。このブレ(迷い)がある状態というのは、仕方がない面はあるのですが、対人的にも自分的にもうまくいかなくなってしまうこと多いです。なので、今回は、そんなブレがある時の処し方を考えてみます。

まず、心のブレが行動に及ぶと対人関係に悪影響を及ぼします。あるときはあれがいい、別の時はいやそれじゃダメだ、と、人の目から見える行動が一貫性を失います。そうすると、「あの人は一貫性がない」、「あの人の考えはよくわからない」と評判が悪くなります。行動の一貫性がない、ということは、別の言葉で言うと「やり散らかす」ということになるため、経験値がたまりにくい、という、弊害もでてきます。エネルギーが四方八方に飛び散って一つにまとまらない、という感じでしょうか。

ベストなのは、ブレを作らない、つまり自分の中で一貫性を保つことです、、。それができれば苦労しない、、というめんがあるのですが、一つとしては、在り方を定める、がてとしてあります。あとは、決断してしまう、覚悟を決める、と心にブレがなくなり、言動や行動に一貫性が生まれます。

と言われても、「それができれば苦労しないよ。」ということもあります。そういう場合はどうするか。一つは取り繕うということ。言動や行動に一貫性がないことが問題だ、ということなので、心の中はブレブレでも、言動や行動はブレが反映されないように留意する、ということです。

もう一つは、決定的な行動をしない。小さくすれば、目立たなくなる。あと、ブレている時に決定的な行動をとると後戻りできなくなるので、そうならないように、行動しておく。小さく動いておく、ということでしょうか。

あと、心のブレとは違うかもしれませんが、状況に応じて言動や行動が変わる、ということもあるでしょう。朝令暮改は兵家の常、というやつですね。自分としては、内的必然性が変わり、それに応じて言動や行動を変えても周囲は理解してくれない、ということです。その場合は、その内的必然性をきちんと周囲に説明する。内的必然性に合理性があれば、コロコロ変わるのも受け入れられやすいでしょう。

ということで、心のブレは行動や言動のブレを呼び、それは社会的にマイナスになることが多いです。行動や言動のブレが目立たないよう、うまく立ち振る舞う必要があります。

二重生活/松本