この文章は令和3年4月20日に書いています。先月は、東京で緊急事態宣言解除で、パンデミックの冬が終わり和やかな季節がやってくるのかな〜、という感じでした。ですが、そうは問屋がおろさず、どうしてなかなかな状況です。ちなみに、本稿で引用する統計数値はNHK特設サイトから引いています。
直近、4月17日の新規感染者数は4,789人でした。1ヶ月前は1533人、1ヶ月たらずで3倍超となっています。特に大阪では勢いが止まらず、ここ最近は1日1,000人を超えています。それを追うように東京もグングン増えています。大阪は緊急事態宣言を要請し、東京も緊急事態宣言が見えてきている、そんな状況です。
原因は、一つは気の緩み(コロナ疲れ)、もう一つは変異ウイルス。気の緩み、やっぱありますよ。やれ、官僚が飲み会をした、だの、大人数集まって宴会を開いただの、ちょいちょい耳にします。SNSとか見ていても飲み会の投稿が上がってきており、見えないところで、結構、飲んでいる人、多いんでないかい、と感じます。それと、より深刻なのが変異ウイルスでしょう。大阪での急激な感染拡大の要因として変異ウイルスがあげられています。全国各地で変異ウイルスが発見されています。
政治的には、10都道府県に蔓延防止等重点措置が適用されています。それだけは、不十分なのようで、大阪府では緊急事態宣言の要請をしました。東京でもこのままいけば、やっぱり緊急事態宣言となります。ただ、緊急事態宣言は時がたつにつれ、実効性が低くなっており、どれだけ効果があるかは不透明ですが、、、。感染防止と経済の両立、とはいうものの、やっぱりチグハグさ、というか、若干場当たり的な印象は持っています。
さて、ワクチン、2月中旬から接種されるようになり、4月19日時点で2,054,880回、2回打った人が772,703人とまだ人口の1%にも達していない状況です。医療関係者もまだで、高齢者もそろそろ接種が、と言われている状況です。政治家の方も調達に尽力しているもののなかなか先が見えない状況です。もともと、国内では、予防接種に対する見方が厳しい、それが今回、ワクチン開発が遅れた理由となっているので、この辺りも今後変わってくるかもしれません。
医療現場も厳しい。大阪では、医療体制が逼迫しており、医療崩壊間近です。東京でもそういう状況になっており、医療関係者に相当の負担がかかっています。こうなると、それ以外の病気の人にも影響を与えます。そして、通常であれば助かる人も助からなくなる、そういう怖さがあります。
経済はというと、製造業は復調のようですが、やはり、飲食、観光及びその周辺事業は厳しいようです。支援金や補助金も給付されているようですが、厳しいところは厳しいと。ただ、コロナ対策でジャブジャブ融資がなされたようで、そのお金が株式市場に流れているようで、株高にはなっているようです。
と、なかなか気が抜けない日々が続きます。ですが、自分としてはできることをしていく、しかないかな、、と思っています。個人的には、「この人たちは怖くないのかな〜」と不思議に思うこともあるのですが(小心者なので)、慣れというのか、人は自分だけは死なないと思っている、のか、割と気にしない人が多いな〜、という印象を持っています。