間違えた〜、失敗した〜、というと否定的に捉えられること多いです。でも、一見失敗と思ったことから、実は、新たなことが生まれることも割とあります。今回は、間違えや失敗の効用を考えてみました。
間違えや失敗の効能としてよく説かれるのが、失敗を振り返って成功への道を探してください、ということがありますよね。そう、PDCAサイクルを回す、ということ。これはこれで意義深いことですが、今回は別のことを議論させてください。
まずは、最近起こった出来事から。通勤路、基本的にはあまり変わらないと思います。ぼくにも通勤路があって、毎日、そこを通って事務所に通っていました。この通勤路、事務所の目の前にある右折する交差点が曲がりにくいな〜、と思っていました。
ある日、うっかり、何を勘違いしたか、途中で別の道に入ってしまいました。ちょっと、焦ったのですが、まあ、そこはそこで通ったことのある道なので、そこから、適宜、道を選びながら事務所に向かいました。で、実は、この道が割と快適に運転できるのです。一番は、事務所の手前にある交差点を通らなくていい(逆側から事務所に入れるので)ことです。で、この道も若干運転しづらい道があるので、ちょこっと別の道を通ってみるとこれはこれは快適なのです。この道は今日試したばかりなので、このまま運転し続けるのかはわからないのですが、ぼくにとっては新しい発見でした。
これに限らず、しでかした直後は「ああ、やってもうた」とか、「やば、失敗だわ」と感じたことであっても、それが新しい方法につながることがある、ということです。ようは、いつもやっていることがたまたまうっかりや勘違いで別のことをしてしまったら、案外それがよかったということです。料理なんかでも、しょうゆを入れようとしてソースを入れたら意外とうまかった、のような。
もちろん、本当に失敗で終わってしまうこともあります。ですが、そうでないことも、ちょいちょいあるのも事実。であれば、失敗だ〜、間違えだ〜、と嘆くのではなく、そこから生まれる何かを楽しむ、ということも時には大切なのでは、、と思った次第です。