コミュニケーションの事前準備は紙が有効

うまくいく、コミュニケーション、それは準備です。片方が準備していて、片方が準備していない場合、それは準備していた方が勝ちます。つまり、準備していた方の言い分が通りやすくなる。具体的にどう準備するのー、と言うとそれが紙(もしくはPC上の画面)に落とすことなのです。これについては、いくつかの事例も合わせて紹介します。

それには紙を作ること。どんな紙を作るか、かは状況によりますが、なにがしか書いたものを作っておくといいでしょう。最初の理由として、その人の視線が紙を読むから。紙の流れにしたがって話せば、聞き手も注意を引きやすくなります。逆に、紙がないと、途中で遮られたり話が明後日の方向に行ってしまう、なんてこともちょいちょいあります。

理由の2点目は、自分が言いたいことを紙でまとめる、と言うのは自分の思考の整理に繋がるから。紙に書かないと、理解しているつもりでも、案外、曖昧だったりあやふやだったりすることがあります。この状態でコミュニケーションを始めると、時としてしどろもどろになったり、うまく伝えられなかったり、、ということがあります。この場合、実際に読まずでもいいです。

例えば、どんな時に有効か。典型的には、スピーチの原稿とか。最悪、原稿をそのまま読んでしまえばなんとかその場はやり過ごせます。あとは、スピーチの原稿は作りつつも、その場では使わない、というのは高等テクニックとしてはあります。「覚えるのではなく親しむ」というプレゼンテーション上のテクニックです。

一つは、上司や先輩に報告するとき。特に、会社とかでは地位が上がれば上がるほど忙しくなるので、そこで、きちんと報告や相談できないと、イラッとされてしまい、評価も悪化してしまいますよね。なので、例えば、聞くべきことを項目を簡単にメモしてからそのメモを持って話をします。言いにくいことを言う場合もメモを作っておくといいでしょう。

会議なんかの場合だと、アジェンダを作っておくといい。アジェンダがあれば、それに沿って会議が進みます。自分でアジェンダを作れば、会議のコントロールすることがしやすくなります。

自分の企画を説明したり、人のアイデアを募ったりする場合は、企画書を書いてみると。この場合、意見を募りたいならラフに書きます。未完成で穴があるがゆえに意見を出しやすいです。逆に、意見を通したい、というのであれば、かっちりと完成度が高い企画書を作ってみるといいでしょう。そうすると、そのまま通りやすい。ただ、紙にまとめると確定事項、的な印象を与える必要があるので、その場合は前置きをするなりして、印象を和らげることが大切でしょう。

ということで、コミュニケーションをするには書いたものがあるとスムーズです。コミュニケーションが苦手、と感じる人は、事前に書いてあるものを準備すると、割とスムーズに進めることができると思いますよ。

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