前任者を肯定する方向で事業を引き継ぐ方法論

前々回の投稿で、事業を引き継ぐには前任者を肯定する方法と否定する方法がある、と言いました。今回は、肯定する場合どうするか。全く変えないのではなく、少しずつ変えてはいく、ということです。

前任者を肯定する、と言っても、ずーっと変えない、というわけではありません。一つは、時代の流れ、もう一つは引き継く人が持つ好みや能力もあるので、やっぱり、どこかしらで変えていく必要があります。ただ、前任者を肯定しているわけで、急激に変える、ということはせず、徐々に変えていくわけです。

まずは、いったんは受け入れる。前任者のやってきたことや方法に従うわけです。中には、これはどうかな、、と思えることもあるでしょう。ですが、そこはあえて目をつぶって受け入れる。背景や文脈が見えると、そのことが妥当に見えることもあります。また、入ったばかりだと自分がそれを主張する正当性を感じてくれない、ということもあるでしょう。

さらに、その中で成果をあげていく。営業であれば営業成績ですし、事務であれば事務手続き、職人的な腕前を求められているのであればそれを。また、その場の中で自分しかできない様なことがあれば、それをする。ということです。合わせて、その中である程度きちんと人間関係を作っていく必要があります。

そして、ある程度の月日が流れると、そろそろ影響力を発揮していきたいわけです。チャンスはどこか、、というと、問題が発生した時になります。その時に、自分なりな解決策が出して、それによって組織を染める、さらに言えば、問題の解決にかこつけて自分のしたい方向に組織を持っていく、ということをする。そのことにより、徐々に自分としての影響を発揮できる様になるはずです。

ということで、前任者を肯定するときの方法論を書いてみました。大切なのは、まずは受け入れてやってみてまずかったら変える、ということでしょう。どのくらいの時間か、というと、最初の理解で1〜2年くらいでしょうかね〜。その後は1〜2年くらいで成果を出して問題解決できればいいかな、、という感じでしょうか。

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