5万円、と言ったらどう感じますか。おそらく、多くの人は、それなりな金額だな〜、と感じるのではないでしょうか?その感覚は果たして正しいでしょうか。
事業をするときと普通に生活をするときではお金の額に対する感覚は違います。例えば、5万円というと個人の生活では結構高く感じます。上流階級の人は違うのでしょうが、一般的には結構高いよね。
じゃあ、事業の場合はどうかと言われると、必ずしもそうとは限りません。一つは、規模。売上10億の事業をしていて、5万円といえばそれほど大きくはないですよね。もう一つは費用対効果。5万円かけても10万円のリターンが見込めるならば支払います。
ただ、費用対効果を論じるのに難しいのは、効果の方が計測可能でないこと。例えば、PCを新しく性能と良いものにする、という場合、費用はわかるのですが、効果がなかなか見えにくい。まあ、効率化できた時間に時間単価を乗じればいい、のでしょうがそれもなかなか面倒な話です。
そこでハマりやすいのが、生活している感覚で事業に対する支出を考えてしまうこと。5万円と聞いたときに、「高っ」となり、そこで思考停止になってしまう。でも、実際に費用対効果を考えれば得で、事業の規模からしてもそれほどな金額でないのであれば、支払った方がベターなのですが、そうはならなくなってしまう、ということもあるでしょう。
ということで、事業における金銭感覚と個人での生活における金銭感覚を混同しないようにしましょう。案外、この罠にハマっているな〜、と思うことあります。