習慣化、大したことないよね、とか、簡単だよね、とついとらえがちです。でも、実際に取り組んでみると結構手ごわい。その手ごわさとそれから得られる果実を知ることが習慣化の第一歩だと思います。
習慣に乗っかると、どんなことでもスムーズにできます。わかりやすい例でいえば、歯磨き。朝、昼、晩、特に無理をせず自然に磨けていると思います。早起きも慣れればそれほど苦ではありません。無理なく、行為を続けることができるようになるのが習慣化のいい所であり、怖いところでもあります。
というのは、自分の人生にとって、プラスになるようなこと、これを習慣化できたら強いですよね。運動する習慣を持てば、苦労せず運動でき健康を保てる、ということがあります。逆に、自分の人生にマイナスになるような習慣をもってしまうと、自動的にそちら方面に流されてしまうので、色々な意味で苦しくなってしまう可能性があります。
それとともに、習慣化する、というのはとっても難しいことなのです。3日坊主、とかいいますよね。でも、人間は往々にして習慣化の難しさを軽視しがちです。
例えば、ダイエットをするぞー、と思い立ったとします。そうすると、ジムに行って、運動して、ご飯減らしてー、みたいにTo Doを山盛りにしてしまうことありませんか?最初のうちは気分が高揚していることもあり、割とできてしまいます。ただ、そのうち、徐々に一つ、また、一つ、とやらなくなり、ついには全くダイエットをしなくなってしまった。そういう場合は、自尊心を傷つけてしまったり、くさいものには蓋というように考えなくなってしまう。
これも、習慣化のことを甘くみているから。習慣化の難しさを知っていれば、そうそう、軽軽にものごとを始めず、慎重にゆっくりと習慣化について歩むを進めるはず。また、難しさをしっているからこそ、一回くらい挫折したからと言って習慣化をあきらめたり自尊心を落としたりしない。
また、習慣化の尊さをしっているからこそ、難しくても習慣化に挑戦する、ということあろうかと思います。ということで、習慣化をできるための第一歩は習慣化の尊さと難しさを認識する、というところから始まるといえるでしょう。