当たり前ですが、世の中は変わり続けています。一番、最近の変化はコロナによってもたらされたものでしょう。その他、環境、技術、年齢、ライフイベント、政治的動向、経済とありとあらゆる側面から世の中は変わっていきます。
残酷なようですが、世の中が変わるのであれば、自分自身もそれについていかないといけません。例えば、ここ最近、脱ハンコの流れが見えてきます。ハンコ屋さんが「そうしたら食べていけなくなる」と嘆いても仕方がありません。まあ、全員で嘆けばある程度の救済策はあるかもしれませんが、それを長く期待することはできないでしょう。
これは、その他の産業に属している人々であっても、対岸の火事として済まされることではないでしょう。いつの日か、自分の属している産業が消えるかもしれない、そういう緊張感をもって仕事をする、というのは、リスク管理的には必要なことだと思います。
ただ、変化に対応する、というのは、とても難しい。やっぱり、人は自分の都合のいいことしか見ない、というように、変わっていく現実を受け入れられない、ということあります。それと、現状維持のほうが楽なので、つい、そちらに流されてしまいます。ただ、現状維持は衰退の始まり、という言葉もあるので、少しでもいいので、改善改良し続けていく必要はあるのですが。
あと、自分がいる立場によっても、見方は変わります。やはり、経営者とかだと、会社の将来を考えないといけないので、変化に敏感になります。また、ルーティンは従業員がやってくれるので、新しいことや変化への対応、ということが経営者の仕事となってくるでしょう。逆に、従業員はルーティンをこなすことでいっぱいいっぱいになってしまうので、新しいことへの対応は手が付けられない、ということにもなります。
ということで変化への対応、生きていくうえでとっても大切です。ダーウィンは変化できるものが唯一生き延びる、といった(らしい)ので、それを鑑みても、やっぱり、変化に対応し続けることこそが生きる道なのでは、と思うわけです。