お金の定義、なんでしょう?人によって違うと思いますが、持っておくとなにかと判断の足しになるでしょう。今回はそんなことをば。
経済学で言われるお金の定義は、価値尺度、交換手段、蓄財手段でしょうか。人によっては、幸せと同義だったり、逆に汚らわしく思っている人もいるでしょう。
ぼく自身は、お金は、手段であり、セイフティネットである、と考えています。一つずつ見ていきましょう。
手段、つまり、お金はなにか自分がしたいことを達成するためにそれを手助けしてくれるものだ、ということ。夢、とか、目標を達成するためには、一定程度のお金が必要です。これは、夢や目標が大きくなれば大きくなるほど、必要なお金は大きくなる傾向があります。例えば、海外留学に行きたい、ということであれあば、授業料、教材費、生活費、渡航費、娯楽費、等々色々な局面でお金がいますよね。
もちろん、お金は目的ではないし、お金があったから必ず幸せでもないし、逆にお金がなくても夢や目標を達成することはできます。でも、お金があったほうが、夢や目標を達成しやすくなる、ということです。
もう一つはセイフティネット。何かあった災厄に見舞われた時でも、お金があれば身を守ることがある程度容易になります。また防御手段を講じたり、用品を購入したりするにもお金がいりますよね。例えば、病気に倒れたときでも、お金があればそれでも安心して治療に専念することができます。ないと、なかなか精神的にしんどくなります。
もちろん、保険などの手段でも身を守ることもできるし、公的な支援制度もあるかもしれませんし、なにも起こらないかもしれません。ですが、何か起こった時でもお金があったほうが支えやすいというのは事実でしょう。
このように考えると、お金は目的ではないので、使うべきときには使うことができます。また、なにかしらの夢や目標、もしくは何かの時のためにお金をとっておく、という行動を導けるので、この定義は有効なのでは、と個人的に考えています。