実は、君の店の売り物はカレーではなくて君自身かもしれないよ

食べ物屋さんの売り物、、なんでしょう。通常、おいしい食べ物、セレクトされた飲み物、整えられた空間、そこで会える人々、等々、考えられますよね。ですが、実は他にも売り物はあるのです。

それは、店主その人が売り物だったりします。売り物、というと表現はあれですが、お客さんはその人に会うために来ている、なんてことが往々にしてあります。

ぼくも、行きつけとよばれる店、こっちに来てからは少ないのですが、ほとんどすべての場合において、店主に会いに行くことが多かったです。特に一人でいる時には。逆に、おいしいというお店は、友人といったり、イベントで訪問したりしていました。

多分、ぼくでなくてもそういうこと覚えがあると思いますよ。そして、店主に魅力があれば、そこには常連とよばれる人たちがあつまり、一種独特の雰囲気が形成されます。好き嫌いはありますが、その常連の中にいることに気持ちよさを感じることがあります。ですが、常連を引き寄せているのはやはり店主です。

店主がおらず別の人が代わりに店をやっているとき、やっぱりちょっとがっかりします。たまにならいいのですが、それがちょいちょい起こったり、店主がいないことが予見されたりすると、寂しくて行かなくなってしまうことも多いです。

店主が売り物になる、ということは、小さい店だとそういう傾向があります。逆に規模が大きくなると、店主以外のところがクローズアップされるようになります。

なので、店主が他の人にお店を任せて、別のところに働きに行ったりすると、もしかしたら、お客さんが減ってしまう要因になってしまうかもしれません。お客さんやお店の特性によって、自分が貼りつくのか、少し空けても大丈夫か見極める必要があるでしょう。

ビジネス