この文章は令和2年10月9日に書いています。さて、このところ、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が下がりどまっています。だいたい1日500人~600人のペース、、かな。ただ、これから寒い冬が来て、どうなるか心配ではあります。
昨今、少し、世の中の風向きが変わり始めてきた気がします。コロナ疲れなのか、長期対応なのか、外に出る人の姿が目立ってきました。フォーマルな呑み会はありませんが、私的な呑み会はちょいちょい増えてきているようです。観光もGo To Travelの影響で徐々に増えているようです。
政治家たちも経済の影響を優先しているので、その流れを止めることはしないようです。政策もGo To Travel, Go To Eat, Go To Event等、外に出る方に、外に出る方になされています。ぼくの住む松本市の市長も「感染を避けつつも宴会を!」というコメントを出しています。
ですが、一方で病気への対応策はあまり進んでいるようにも見えません。確立された治療法はなく、使える薬もレムデシビルとデキサメタゾンくらい。アビガンも日本国発ということでは意味があるのでしょうが、決定打とはならなさそう。開発中、承認中という薬剤、ワクチンはあるのですが、まだ、完成はしていません。また、後遺症についても、日本国内においては客観的で信頼できる調査報告はなく、不透明な状況ではありますし。
そんな中どうするか。結局のところ、個人でリスクマネジメントを徹底するしかない、でしょう。リスクが比較的少ない人は弾力的に活動し、そうでない人は行動を控える。会食やイベントも自分の価値観や状況に照らして、具体的に参加不参加を決める。確かに、外に出るのは怖い面もありますが、どうしてもリスクゼロにならないのであれば、対策をとったうえでとるべきリスクはとっていく、ということも必要でしょう。
おそらく、じりじりと感染者が発生する状況というのは当分続くかと思います。そんな時、個人としてのリスクマネジメントをきちんと執り行うことがより大切になってくるのではないでしょうか。
追伸
まあ、こうやって経済を動かしにかかっても、新規感染者数を一定程度の抑えているというのは、ある意味、感染症対策は効を奏している、といえるのでは。それと、松本市長さんも、割と思い切ったことをいったな~。これでクラスターとか発生すれば、叩かれてしまうのでしょうに。その思いきりは評価したい、と思います。