このコロナ騒動で感じたこと107~9月20日頃の世相

この文章は令和2年9月20日に書いています。第2波もおさまりつつあり、経済を動かそうとしています。ただ、動かすとなると感染拡大が、というジレンマがあります。詳細は本編で。

7月から始まった第2波もようやく収束しつつあります。NHKのニュースサイトによると、8月7日の感染者数が1,605人、9月19日が601人であり、半分以下、というところで、大分減ってきました。第2波当初では、相当悲惨なことになる、ということですが、重症者数も死者数も第1波(4月~5月)よりは少なく、持ちこたえたというところでしょう。

それを受けて、政策的にも経済を動かそう、というところが見えるようになりました。Go To Travelの東京除外解除、イベント人数制限撤廃、東京でも夜の店の短縮営業要請解除となっております。企業でも4月~5月はこぞって在宅勤務を導入しましたが、それも徐々に減ってきました。

人の心も徐々に警戒心がほどけつつあります。facebook、ニュースを見ても、旅行する人、飲みに出る人の状況が出てくるようになってきました。マスクの着用も心なし弛んでいるような気もします。人の心もコロナ疲れ、自粛疲れで、こらえられなくなっている、というところのようです。

ただ、気になることもあり、東京での新規感染者数が減少傾向だったのですが、ここ2日で久しぶりの200人越えとなります。東京都では危機感をもって、この状況を見ているようです。結局、経済を動かすとなると人の動きも活発になる、そうすると感染が拡大するというところが見えてきます。特に、東京から地方への人の流れができれば、それに乗ってウイルスも感染していく、ということになり、それも感染拡大の一助となりそうです。

まあ、マクロ経済的にみると、やむを得ない流れともいえるでしょう。以前から、コロナで死にますか、それとも経済で死にますか、ということは言われてきました。現状だと、経済に対するダメージが大きすぎて、多少の犠牲があっても経済を動かさないと、というところだと思います。もちろん、感染予防策をとりつつなので、ギリギリのバランスをとっていく、ということになろうかと。

一方、ミクロまで落とすと、個人の状況により、ふるまいは変わってくるのでは。例えば、20~30代の一人暮らしをしている人たちのように、リスクが比較的低い層に属する人たちは世の流れにのって行動を緩和するのも一つだと思います。そうでなく、リスクが高い層に属する人たちは個人レベルで身を守らないといけない。そうすると、人により対応にばらつきが出てくる、ということはあるでしょう。この場合、リスクの高い層に属する人たちは結構すごしにくい状況に出てくることでしょう。

ということで、9月20日時点での状況を少しまとめてみました。いい方向にいけば、と思いつつも、やっぱり、今後の感染拡大、第3波の到来が見えているところなので、慎重に、経済活動活発化と感染拡大防止の最適解を見出したいものです。

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