この文章は令和2年9月16日に書いています。8月中旬頃と比べると新規感染症者は減り、重症者も徐々に減っています。ただ、これから寒い寒い冬がやってきて、コロナとインフルエンザのW流行もありうる、ということで、ここをどう乗り切るか、ところが次の課題となるでしょう。
今年の4月、5月、爆発的に感染者数、重症者数が増えた時期がありました。その時は、こぞって、リモートワーク、オンライン吞みという、オンラインコミュニケーションが活発になりました。ただ、感染症者数が減っていくと、徐々にリモートワークが解除されたり、リアル吞みが復活しつつあります。
オンラインのメリットは、時空を超えてコミュニケーションできること。つまり、リアルでは、そこにその時間にいないといけない、ということがあります。他方、オンラインその時間だけ時間を作ればいいので、楽だし参加しやすい。特に一方的に情報を提供する、セミナーや講演会みたいなものは、オンラインのほうが受けやすかったりします。
他方で、リアルのメリットというものもあります。一番は、会っている時の空気感、というものがあり、それはオンラインだとなかなか得にくいものとなります。また、オンラインだと人間関係の維持はできるものの、なかなか、人間関係を膨らますのは難しく感じます。リアルのセミナーだと、懇親会とかあって、名刺の交換やfacebookの交換もできますが、オンラインだとそういったことは結構難しいです。
それと、従前は出社することを前提に業務フローや評価体制が組み立てられているので、突然リモートワークにすると、業務が非効率になりやすいと感じます。ここで、業務改革をしてリモートに振り切る企業、というのも多々ある一方で、いつの間にか元の業務フローに戻ってしまっている、ということもそれなりにあるのでは。
今後、コロナがなくなり、リアルで会えるようになった場合、ある一面はオンライン化がすすむのですが、リアルで会うということも復活はすると思います。行き着く先は、リアルとオンラインの最適化が求められるようになり、それを達成できた人はオンライン化の恩恵を受けるのではないでしょうか。