ゼロリスクはありえないのでリスクを恐れすぎない!

リスクを怖がる心理、人間だれしも持つものです。また、リスクをきちんと把握し対処する、ということは世を渡るにおいて必須の能力です。過度に恐れ、リスクがないことを求めると弊害が大きくなるので、バランス感覚が必要です。

リスクをゼロにする、というのは、時として負担が多い、ということがあります。また、特定のリスクをゼロにしようとすると、別のところのリスクが大きくなりすぎて、リスク全体としては却って大きくなってしまうことも往々にしてあります。

例えば、車に乗っていて人身事故を起こすリスクを考えてみましょう。確かに、発生すると被害を受けた人だけではなく、加害した側にも大きな損失を与えます。そういう意味では、なにげなく車を運転していることは多いのですが、実はリスクが高い行動、と言えましょう。

じゃあ、車による人身事故を絶対に起こさないぞ、と考えて、車に乗らない、という選択肢をとるとどうなるか。東京であればそれは可能です。東京に在住する友人には、自動車免許証を返納した人もいます。ですが、地方に住むとかなり苦しく、色々なことが制約されます。

また、車に乗らないとなると地方だと就職もままなりません。とすると、就職できず金銭的に困窮するリスクが高くなります。今だと、車に乗らず公共交通機関を利用すると伝染病に感染するリスク、というのも出てくるでしょう。

ということで、地方だと、人身事故リスクを認識しつつも、じゃあ、乗らない、とはならず、乗りつつも安全運転等でリスクを下げにかかる、といことになるのが一般的です。

例えが長くなりました。言いたいこととしては、生活や仕事と密着している限りにおいては、リスクゼロにすることはできず、どこかで線を引き、ぐいっと実行するということは必要でしょう。

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