リスクマネジメントについて大切なのは、その裏にあるメリットや目的

リスクマネジメント、読んで字のごとくリスクをマネジメントすることです。なので、どうしてもリスクの部分に目がいきがちです。ですが、実は、リスクの裏側にあるメリット、目的ということを意識することが大切です。

それを行うことによって得られるメリットやすることが目的はリスクマネジメントの方法や程度に大きく影響するからです。メリットや目的が大したことがない、のであれば、そのことから回避する、という割と単純な方法で対応できます。逆にメリットや目的が大きい、のであれば、丁寧なリスクマネジメントや要求されるということになります。

このメリットや目的、は、金銭や利益という数値で表されるものでもいいし、夢とか願望とかこだわりとか、数値で表せないものでもいいです。

例えば、インドに一人旅をする、ということを考えてみましょう。一人で旅行、それもインドというと、衛生的にも治安的にもリスクが高い行為です。ですが、一人旅とか興味が持てない、インドは特段行きたくないという人であれば、「インドで一人旅、そんな危険なことはできないよ。」で終わってしまいます。逆に、「インドで一人旅をすることはおれの夢だ」とか、「インドが俺を呼んでいる」とかいう人であれば、旅に出るでしょうし、そうなると細心なリスクマネジメントが必要になります。

つまり、メリットや夢はリスクをとるかどうかの判断基準になります。判断基準があいまいだと、リスクをとるかどうか、つまり、リスクマネジメントが曖昧になってくる可能性があります。

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