この文章は令和2年7月25日に書いています。日本での感染拡大が止まりません。国内の感染者が3万人を超えました。ECMOの利用台数も徐々に増えています。政府には特段打てる手がないようで、どうなってしまうのか不安ではあります。
こういう時期だからこど、学べること、学ばなくてはいけないこと、あろうかと思います。媒体は、本でもネットでも構いません。それぞれ特質があるので、それをふまえて学んでいきたいところ。本のほうが、体系的にしっかりと学べる反面、どうしても、タイムリーさはネットに負けてしまいます。
まずは、具体的な感染予防策。これは、厚生労働省のホームページ、各地方自治体のホームページあたりが一番信頼性が高く参考になるかと思います。
他にもネット上は情報はたくさんあるものの、一方で「本当か?」というのもあるので注意が必要。WHOのホームページにAdvice for public Mythbusterによく信じられているデマに対する解説が乗っています。温かいお風呂に入るとウイルス対策になる、、、なんて、そんなデマもあるのですね~。
もちろん、書籍でも。ぼくが持っているのが「感染症自衛マニュアル」「新型コロナウイルス職場の対策マニュアル」あたりはおすすめかも。他にも調べれば色々と書籍が出ていると思いますよ~。
それと、具体的な経済的等々の支援策の概要と申請方法。国や地方自治体からは色々な支援策が出ています。持続化給付金、無利子融資、雇用調整助成金、納税/初回保険猶予、等々。少なくと概要は把握し、自分に使えるものは把握しておく必要があります。あとは、各種サポートセンターやお抱えの会計事務所等等に相談すると、助けてくれるはずです。
更に、余裕があれば、新型コロナウイルス感染症が社会や経済に与える影響を論じた書籍やウェブサイトを見るのもいいでしょう。経済的なことであれば日経BPで出している「アフターコロナ 見えてきた7つのメガトレンド」あたりかな。社会学的には、「コロナ危機の社会学」が結構読みごたえがあったかとも。
最後は、歴史。感染症にまつわる歴史を紐解いてみると、今、起こっていることが特殊なことではなく、長い人類の歴史の中で繰り返されてきたことだ、、ということがわかります。だからどうした、というわけでもないのですが、人類が通ってきた歴史だ、と思うとなんとなく気が軽くなるような気がします。おすすめは、「感染症の世界史」です。ずっしりと、読みごたえがあります。もう少し、軽めの本もあることにはあるので、アマゾンや本屋で探してみるといいのでは。
ということで、今回はコロナ禍でどのような知恵を身に着けるべきか考察してみました。折角なので、ネットやワイドショーのようなフロー情報を追うだけでなく、体系だった知識を得るようにしたいものですね。