このコロナ騒動で感じたこと78~東京20代、30代の人々が増加していること

この文章は令和2年7月18日に書いています。東京都は293人の新規感染者数の増加、どんどん増えていきます。今回の感染者数増加にかかるキーワードが夜の街と、20代~30代の若者。若者が増える、特に東京で、というのは医学的見地より社会学的見地から説明できそうです。少しそんな観点から説明してみます。

基本的に、20代~30代の人たち、特に東京に住んでいる人たちには危機感があまりないんじゃないかな~、と思います。

一つは恐怖感がない。感染者の内訳として、「無症状感染者」が多くなっています。裏を返せば、感染しても直接的な身体に対する被害が少ない。まあ、風邪程度のことか、、と感じてしまう。じゃあ、そんなに気にする必要はないよね、、と思うのが人情で、そうすると感染防止策を怠ってしまう。

通常の職場とか電車の中、公共的な施設の中などでは、人の目もあって気を付けてはいるのですが、会食、夜の街では、ガードが緩くなり、そちらへの同調圧力が働くため、感染しやすい状況になってしまう。

特に東京、と書いたのは、東京にいる人というのは、親元を離れて一人暮らしをしている人が多い。親と一緒だと、「親にうつしてしまうのは、、」と考えるので、それが歯止めになっているのですが、一人暮らしだとそういうブレーキがない。ので、感染防止を怠るということもあるでしょう。

更に、もう一点。東京は匿名性が強い。少なくともそういう風に思っている人が多いと思います。なにをやっても、早々周囲にはばれないだろう、、という、イメージがある。他方、地方は匿名性が薄く、「コロナになったら周囲にばれてしまい叩かれる」という不安があります。実際は、東京でもわかってしまうことはあるし、地方であってもわからないことはわからないのですが、そういう風に考える傾向がある。とすれば、少し警戒心が緩むのも仕方がないところです。

東京20代~30代、その間で感染が広がっているのは、そういうことなんだろう、と思います。問題は、そこで収まらず、その周囲に水が漏れだすように感染が広がっていること。特に、リスクの大きい、高齢者や基礎疾患を持っている人に感染が広がったり、病院や福祉施設でクラスターが広がったりすると大変です。ので、20代~30代のところでの感染拡大を抑えることが必要なのかな、、と思います。

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