人は、どうしても強く頼まれるとついつい引き受けてしまいます。声の大きな人の意見は通りやすいのは世の常ですが、引き受ける前に少しかんがえたいことがあります。
過去において、ボランティア風に、とある相談会の相談員をしたことがあります。料金は無料ですが、無料なだけに相談を受けるための条件があって、本来であればその条件を満たさない限り相談をうけないことになっています。
とはいえ、時折、条件にそぐわない人が相談に来ることがあります。で、いったんは断るのですが、「そこをなんとか。」とか、「毎年ここで相談を受けている。」とかいって、強引に頼み込まれると、ついつい、引き受けてしまうことありますよね。人がいいといえば、人がいいのですが、この人は真の意味で親切といえるのでしょうか。
本当はもっと相談に乗ってあげないといけない人、いませんか?例えば、その強引な人の後ろに相談の時間を待っている人がいることでしょう。もしかしたら、後ろのほうの人は時間が無くて相談にのってもらえなかったりもあるかも。
つまり、一般化すると声が大きな人の相手をしているうちに、自分の時間やその他の資源がなくなり、本来使うべき人に時間を使えない、、、ということがおこってしまいます。それを避けるには、声の大きさに負けず、きちんと、断るべき時は断ることも大切です。