経理というのは、会計業務をつかさどる部署です。人事、総務とならぶ間接部門であり、なかなかなにをしているかわかりにくい面があります。ので、会社の中での経理の位置づけを考えてみます。
一般的に、経理の役割は税金計算と紐づけられることが多いです。法人税等の計算や申告は会計数値を基礎としてなされるから、ということから税金の計算のために経理が必要、と思われているふしがあります。あと、小さな会社では給与計算や各種手続きを担当していることもあります。
もちろん、税金計算や給与計算も大切です。それとともに、経理の人たちが果たすべき大切な役割、というものがあります。それが、タイムリーに記帳して会社の数字をすくなくともマンスリーに作り、お金の流れを明確にすることです。
こうやって、作成された会計数値を見て、経営者や管理者は、会社の現状を把握し経営上、業務上の検討や判断をしていく、ということになります。といった面では、会計数値は車でいうところのスピードメーターでこれを正確にしていくことが経理の大きな役割だということができるでしょう。
ちなみに、このお金の流れを明確にする必要がある、ということは、個人であれ、会社であれ共通するので、気に留めておいていただければと。