人から、悩みや愚痴を聞かされることあるでしょう。そうした場合、パッと「そんなことないよ。」、「心配しなくていいよ。」と返してしまうことありますよね。でも、その前にしておきたいことがあるのです。
実は、愚痴や悩みをこぼしているときは、共感してほしい、という面があります。なので、いきなり自分の感情を否定され、アドバイス的なことを言われると、「えっ」てなってしまいますよね。
なので、いったんは相手の気持ちに共感することが必要になります。「そうだよね。」とか、「心配なんだね。」とか。
これは、前回の投稿とも重なるのですが、はたから見てどんなに不合理なことで悩んでいたも、本人にとってはそれは真実であり、懸念事項であるからです。だから、悩みが言葉として出てくる。
共感の言葉をどの程度とるかは、その時の状況に依存します。「相談したことがあるのですけど」と、長い時間をとることを依頼されたら、それなりにゆっくりと話を聞きます。
逆に世間話の流れで言われたときには一言二言相手の気持ちを受け止める言葉を発して、そこから反転させるということもあるでしょう。
どちらにしろ、いったんは相手の感情を受け取る、ということが人間関係を円滑にするためには必要となります。