自分にとって大切な人、大切なあまりその人が傷つくようなこと、つい避けてしまいませんか?ですが、時として、ネガティブなフィードバックを返す、ということが必要です。
まず、ネガティブフィードバックを返さないと相手にそのことが伝わらないから。伝わらなければ、その人の考えや行動は変わらず、同じことを繰り返してしまいます。それを気付かせ、場合によって止めるためにも、ネガティブフィードバックは必要です。
もう一つは自分の問題。自分の中で相手に不満があった場合、それを飲み込んでしまうと、自分の中でモヤモヤがたまってしまいます。この、モヤモヤが相手との関係性に影を落とします。1回くらいだったら、それほど問題ではないのですが、これが積み重なると関係が失われる、ということもでてしまうでしょう。
他方、自分にとって関係性の薄い人であれば、上記2つは問題にならないでしょう。つまり、その人がどんな行動や考えをもっていても自分には関係はないでしょう。自分に火の粉が降りかかってくるときだけ振り払えばいい。また、どうでもいい人なら関係性に影ができてもさほど、問題にはならないはずです。ということで、関係性の薄い人ならむしろ波風を立てないことを優先し、ネガティブフィードバックは控える、という判断になってきます。
というわけで、やっぱり、大切な人にこそネガティブフィードバックをすることが必要でしょう。とはいえ、言い方、伝え方を気を付けないと、大切な人との関係が悪化してしまいます。なので、言い方、伝え方は慎重にする必要があります。それについては、別途、考えてみたいと思います。