アクシデントは新しい世界への入り口である

失敗した、とか、運が悪いなー、と感じること、往々にしてあるかと思います。実は、そこから新しい発見がある、こともあったりします。今回はそんなことをば。

先日、プールに行った時のエピソードから。いつものように、クロールから始めようとしたのですが、ゴーグルが壊れたようで、すぐに水が入ってきてしまいます。これだと、水中で目を開けられず、困ってしまいました。

「せっかく、来たのにこれじゃ泳げないな~。」ということで、どうしようかと思っていました。そのとき、ふと、「そうだ、背泳ぎだ」。背泳ぎだと、顔を水につけないのでゴーグルが壊れていてもなんとかなります。その時は結局背泳ぎで泳ぎ通しました。

その時の感想ですが、実は、背泳ぎ、普段はそれほど泳がないのです。泳ぐとしても、50mを2回程度。それが、今回は、がっつりと背泳ぎができたし、ここまでがっつり背泳ぎをしたのは、新鮮で、これはこれでいい経験だった、と思います。

抽象化すると、ゴーグルが壊れたというアクシデントがあったからこそ背泳をがっつり泳ぐという新しい体験がもたらされました。逆に、壊れなければ普段どおり。つまり、この場合はアクシデントにより新しい体験をできた、ということです。

こういうことは往々にしてあります。例えば、いきつけが閉まっていて別の店にいったら実はそこがよかった、とか、マウスが壊れたのでキーボードだけ使ったら案外効率がよかった、普段のお気に入りがなく別のを買ったら実はそっちがよかった、女性に振られて嘆いたらもっと素敵な人に出会えた等々。

アクシデント、そこだけ見ると、「運が悪かった。」「ついていないな」ということを想いがちです。しかし、視点を広げたり、時間軸を伸ばすとじつはそこに新しい世界が広がっていることは往々にしてあるものです。アクシデントがあったときにはむしろ積極的に新しい世界を見つけてみたいものです。

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