前回の投稿で「ほどよく」焦る、ことの意義を考えてみました。じゃあ、どうやってその状態を維持するか、というのが今回のテーマです。
絶対的に必要なのは、客観的に自分の状態をつかむことです。つまり、自分の焦りの水準はどの程度なのか、知る、ということ。これができないと、焦りをうまくコントロールすることはできません。
世の中には、焦りを促成するものと、抑制するものそれぞれあります。促成するものであれば、自分の在るべき姿の現在の姿であるとか、成功している友人、将来の不安があります。抑制するものとして、自分と似た境遇にいる友人、「焦らなくてもいいよ」という優しいことば、スローライフなんかもそうかもしれません。
自分の焦りのレベルがわからないと、往々にして、必要なものと逆側のものにふれてしまいがちです。焦っているにもかかわらず焦りを掻き立てるようなもの、逆に焦っていない人がさらにノンビリモードに入ってしまうもの。意識しないと、逆側のものを収集し、極端な方向に走ってしまう、ということは往々にしてあるもの。
なので、自分自身の焦りの水準を知ることにより、それをコントロールできる、ということです。
じゃあ、どうやって知るのか。一つは自分の心理的傾向を把握しておくこと。なにかしら、自分のことを焦りやすいのか、それともあまり焦らないのかを知る機会があると思います。傾向を押さえておくと、逆側のベクトルを取りやすい。
もう一つは、コーチとか第三者からアドバイスをもらうこと。そういう方々は客観的に見てくれるので、それにあったアドバイスをしてくれます。「あまり、焦るな。」とか、逆に、「もうちょい、危機感をもったほうがいいよ。」とか。友達でもいいのですが、友達だとアドバイスが無責任や独りよがりになったりもすることがあるので、やっぱり、プロに頼ったほうがベターかなと。
というわけで、焦りをコントロールするには、まず自分の状態を知ることから。そうすることにより、適宜、調整することができるでしょう。