将来に備えることと、起きた時に対応することのバランスをとりたい。

将来に起こること、ある程度、備えておきたいものです。ですが、そればかりだと目の前のことがおろそかになってしまう。ので、そのバランスをとるためにどうすればいいか、考えてみました。

これも、今と未来のバランスをどうとるか、という議論となります。

将来に備えるということは非常に大切です。世の中にはどんな災厄が口を開けてまっているかわかりません。その時に備えて、預金を積む、保険に入る、非常食等の準備をする、発電装置を買っておく、人間関係を強くしておく、といったことが必要になるでしょう。

とはいえ、将来のことに備える、といっても、限度というものもあります。どんなに健康に留意しても体を壊すときは壊すし、リスクを100%カバーする保険に入ってしまうと保険料の負担が高くなりすぎてしまいます。予測できず、不意をうってくるものありますよね。

そういった場合は、「その場で対応する」必要ということがあります。つまり、あえて備えず、発生した時に即時対応、ということです。

なので、そこで考えておかないといけないのが、どこまでを備えてどこまではその場で対応、にするのかあらかじめ考えておく必要があるでしょう。

人間の認知能力には限りがあり、特定のリスクについては過大に評価したり、あるいは過小に評価してしまい、未来の備えとその場での対応のバランスが崩れてしまう、ということが往往にしてあります。

例えば、現在、所得がほとんどなく困窮しているにもかかわらず、やたら生命保険には入っている、ということは見かけたりします。バランス的には将来の備えに寄っていますよね。

もちろん、全てを客観的に合理的に判断するのは、むずかしいです。ですが、将来のことを備えるにあたっては、今とのバランスやその場対応の可否を考え、その人の生活にとって最適な備えを行うことが望まれます。

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