交渉、面倒くさいですよね。時折、ぼくも交渉事を持ち込まれるときはありますが、さらりと流したくなります。ですが、そこはスルーせずなんとか守りたいものです。
交渉事には色々あります。商売をやっている人であれば、購買交渉や値段交渉、というものがあるでしょう。転職される方であれば、条件についてはやっぱり交渉したいですよね。交渉は仕事だけではなく、プライベートについても夫婦間、友人間でも交渉が必要でしょう。
交渉だと、面倒くさいし、時間がかかるので、つい、「まあ、いいよ。」と流したくなりますよね。実際、そのまま流してしまう、ということも結構あります。
ですが、結局、そこで流してしまうと、相手の言い分が一方的に通ってしまう、ということになります。物を買う、という短期的なことであればまだいいかもしれませんが、例えば、給料の額や待遇といった長期的なことに関する事項であれば、結構長い間我慢をすることを強いられてしまうので、それを避けるためにはやはりきちんと交渉をする、ということが大切です。
それに、いったん決まるとそれが既成事実となってしまいます。後になってひっくり返そうとしても、そこは結構難しかったりもします。なので、事案が発生した時に処理しておく、ということが必要なのです。
あと、自分が主張すべきことは主張しないと、相手には状況をわかってもらえません。仮に相手のほうが状況を分かったとしても、交渉する、というときは利害が対立していることが多いわけで、そういう時に何もいわないと、そのまま相手は「悪いかな、、」と思いつつも自分の言い分を通すようになります。
ということで、交渉する、ということは自分として主体的に生きるためには避けて通れない道です。もちろん、闇雲に自己主張をする、ではなく、相手の言い分や状況を把握しつつ、自分の意見を主張し、落としどころを探る、ということが望まれます。