2回目の講義での失敗より~慣れ始めの落とし穴に注意

以外と、失敗が多かったりするのが、少し慣れたかな~、と思った時だったりします。今回は、以前、講師だったときのことをふりかえりつつ、そんなこんなを考えてみます。

もう、かれこれ10年前、財務諸表論の講師になったばかりの頃のお話。初めて講義を持った時は、それはそれで大変でしたね。最初のうちは講義のイメージがつかめず、結構、しんどい想いをしました。途中、同僚の模擬講義を見せてもらって、それでなんとなくコツはつかめましたが、やっぱり、大変で、何度も何度も練習しました。そして、迎えた初回授業日、結構詰まりながらもそこそこうまい感じで乗り切った、そんな感じです。

そして、2回目。まあ、1回目そこそこ出来たので、2回目もこの流れでなんとかなるだろう、と思っていました。話すイメージもなんとなく、把握できているし、特にリハーサル等はせずに授業に向かうことに。そうすると、結構、しどろもどろになってしまい、もう大変。その時は、授業中、絶望に陥りながらも、なんとかその時予定していた内容をはなし授業を終えました。

その後、その時の上司に相談したところ、「それはよくありがちなことだ。」と。つまり、最初のうちは緊張しているので、きちんと準備や練習をするので、まあ、それなりにうまくいく。慣れてくると、そこがおろそかになってくるのと、そうはいってもそれほどの習熟はないので、結局うまくいかないんだ、と。言われてみれば確かにそのとおりだな、、と納得し、3回目以降はきちんと準備するようにし、その後はスムーズに講義できたような気もします。

結論的なこととして、やっぱり、仕事でも習慣でも最初のうちは緊張しているせいか、案外ときちんとしているような気がします。ですが、時間がたつと慣れて緊張感を失いうまくいかない、ということもあるでしょう。なかなか、この慣れやダレを把握するのは難しいのですが、少しでも意識をして、慣れている時期に大失敗をやらかさないようにしたいものです。

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