コミュニケーション、色々と難しいところはあります。例えば、時として、自分の意図が思うように伝わらない、ということ、や、相手の意図を取り違えてしまう、ということありませんか?そういう時に意識したいのが、「明確にする」ということでしょうか。
明確にする、つまり、自分の伝えることを、できる限り誤りようがないように、また、意味が限定されるように、する、ということがコミュニケーションの肝と思います。これ、当たり前じゃないか、と思いますが、実はそれほど当たり前でない場合、というのも多く、コミュニケーションがうまくいかず、誤解あった、ということは結構多い、のではないでしょうか。
特に、そういったことが起きやすい場としては、身内だったり、同僚だったりで、「このくらいわかるだろう。」とか、「わからなければ聞いてくるだろう。」ということで説明を端折ったりする場合がまず考えられます。この場合、相手が聞き返してくればいいのですが、そうでない場合誤った意図でとらえられても修正しようがなくなります。あとは、言いにくいこと、言いにくいな~、と思いながら、なんとなく伝えている場合も、このような誤りが多くなります。また、これらの場合、聞き手が「重要じゃない」と判断した場合には、スルーされているようなこともあるでしょう。
防ぐにはどうするか、やっぱり、明確に伝わるような言葉を使うことでしょう。特に言いにくいことには、もやっとさせたい方向のベクトルが働きますが、それに打ち勝つことが必要です。明確過ぎると、相手を傷つけることもあるのですが、意図が伝わらないと前には進まないので、表現をうまく考える必要があります。それと、伝わっているかどうか不安になったら、明確な言葉で言いなおすか、それか、相手に理解できているか確認を求める、ということも時として必要です。
逆に聞く側の立場からだと、明確に誤りなく理解できていることを確認することが必要でしょう。意図が分からないときは聞き直したり、わからないという意思表示をすべきです。また、大切なことであれば、なんとなく意図が見えたとしても、確認しなおすということも必要です。
もちろん、コミュニケーションについては、伝えることが意外にも、留意することはあるので、「伝わればよい。」ということにはならないと思います。ですが、伝えることが基本なので、そこは達成できるよう、伝え方に工夫を凝らす必要はあるでしょう。