PC、車、携帯電話という電子機器が古くなったときに、買い替えようかな、と思うときと、そうはいってもまだ使えるし、、というところで迷われるケースということが多いと思います。そういった時、見落としがちなことがあるので、今回はそんなことをば。
だいたい、悩むときは、お金のことを重点的に考えることが多いのではないでしょうか。買いなおせば、当然、それなりなお金はかかります。ですが、頑張って使い続ければ、何とか使えますし、なんとか使いたいと。車のように年数がたてばたつほど修理代がかさむようになったり、または、壊れて動かなくなってしまったり、ということがあり、買い替えることが必然になった時点で買い替えよう、という判断をすることが多いのではないでしょうか。
ただ、この考え方でいくつか見落とされている点を指摘しますね。まずは、壊れてしまったとき、修理が必要になった時の時間的影響です。特に業務で使う、PCや車が壊れてしまうと、その時点で業務が滞ったり最悪の場合止まってしまいますよね。そのリカバリーをする時間はどうなんですか、ということです。時間のロスは収入のロスや費用の発生につながるので、その影響は考えていたい、ところです。
また、古い機器類を使い続けることのマイナス、というのもあります。電子機器であれば、長く使えば、調子は悪くなります。調子が悪い機械を使うというのは、使っているほうとしてはストレスです。また、電子機器類はテクノロジーの進歩とともに、どんどん、性能があがっていきます。すると、早めに買い替えるほうが、気持ちよく効率的に仕事ができる、というのも大いにありうる話です。
このように考えていくと、金銭的要因のみで意思決定をする場合より、買い替えるほうに重心が寄ってくるようになろうかと思います。とはいえ、金銭は当然重要なので、その兼ね合いを見て意思決定するようになるでしょう。例えば、個人で私的に利用している場合は、そこまでシビアに考えなくてもいいとは思うので、金銭のほうを優先する、という判断になることも多いかと存じます。
もう一点、少し、抽象度をあげた考えとして、意思決定をする際、一つの尺度のみ見て、死角や盲点になっている判断基準はないですか、ということです。買い替えの場合だと、金銭という判断基準のみ注目してそれ以外の基準は見えていない、ということも結構あったりします。なので、なにかを決める時には、できる限り、多くの判断基準を持って、決めると最適な意思決定に近づくといえるでしょう。