研修やセミナーの中には、つい、眠くなってしまう、というもの、ありますよね。ここでは、つい眠くなる研修やセミナーはどういうものか考えてみました。眠りを提供したい場合にはここにあるように、逆に、起きさせておきたい場合はこれと逆のことをすればいいと思います。
まずは、話し方に抑揚がなく淡々と話し続けましょう。一定のリズムで話されると、つい、眠気が催されます。この時、テキストを読むときに一部違った言い回しにするとなおいいです。微妙に言い方を変えると、どこを話しているのかわからなくなり、聴衆が説明についていくことを放棄し、「さて、寝るか。」という気分になりやすくなります。そうそう、冗談とか雑談も、それがあると目覚めるので避けたいところです。
それとともに、テキストに書いてあることを読むだけ、というのも効果的です。すると、「後でテキストを読めばいいや。」ということで、その場の説明を聞く気分をなくさせる効果があります。そうすると、眠りにつきやすくなります。
それと、ただ話すだけでワークとかしない、というのもいいです。ワークをすると、少なくともその時だけは起きていないといけませんよね。さらに、そのワークがその場で話していることと結びついているもの(つまり、前回の復習テスト、ではないようなこと)だと、説明を聞いていないといけないので、なかなか、寝れません。なので、こういったものを省くと眠りやすくなります。
あと、大人数でやること。少人数だと、周りの人の目が気になってなかなか寝れない、ということもあるでしょう。5人くらいしかいない、講義やゼミで寝ている人、というのはいないですよね。大人数だと、それが気になりにくくなり、おやすみなさい、がしやすくなります。
それと、資料の順番と説明の順番が違う場合。そうすると、資料の前後をあちこち飛ぶので、説明についていきにくくなり、ついていけなくなるとおやすみなさい。逆に、上から資料を読んでいくとスムーズに聞けます。言い換えると、説明する順番に資料を作ったほうが聞きやすいですよー、ということです。寝やすい説明として、いくつも資料を用意し、それを飛び飛びに説明する、といいでしょう。
そうそう、後は、最初に「お聞き苦しいところがあるかもしれませんが、、。」とか、「何分、このような場は不慣れなもので、、。」というのも、「じゃあ、聞かないでおくかー。」という気分になりますよね。これだけで、「さあ、おやすみなさい。」とはならないのでしょうが、説明の事前期待をがくっと下がるので眠りにつきやすくなります。
ということで、今回はつい眠くなる研修やセミナーの特徴を考えてみました。これで、安眠を提供するのもよし、逆をいって眠りにつかせない説明をするもよし、色々と活用いただければと思います。