嫌な上司についた時に、考えるべき、学ぶべきこと

会社員をやっていると、どうしても合わない上司、と出会ってしまうものです。できれば、「いい」と思える上司につきたいのですが、やっぱり、そうは問屋が卸しません。ですが、「嫌な上司」からは、結構、学べることが多いものです。それについて、少し、考察してみることにします。

まず、「なぜ」その上司が嫌な上司か、ということを考えてみましょう。例えば、指示が一貫していない、とか、メールの文章が雑、とか、指示がわかりにくい、とか。嫌と感じることが明確になれば、具体的な対応をとれることもあります。例えば、最後になってちゃぶ台を返す、ということであれば、随時、状況や方向性を報告し、最後でのちゃぶ台返しを防ぐ、ということとか。また、嫌だと思うことは、自分はやらないようにする、ということもあるでしょう。意外と、嫌だ、と感じることを考えることにより自分の中の隠れた価値観を発見できることもあります。

それとは逆にその上司のいいところ、ということを考えてみます。上司になった、ということはそれなりに成果をあげて、評価されたから上司になっている、ということもあるでしょう。そういったことを考えてみると、嫌だな、と思いつつも、尊敬の念が生れたり、ある程度、仕方がないかな、、と思えることがあります。

あとは、先入観を持たない。これは、評判の悪い上司、といっても、必ずしも自分にとっても悪い上司、ではなく、時には自分にとってはいい上司、ということもあります。なので、あまり評判が悪くとも、最初はできるだけ先入観を持って付き合ってみるといいのでは。その反対に、いくら評判がよくても、自分にとっては合わない、ということもあるので、こちらも注意が必要です。いずれも、決めつけではなく、自分自身の考えで決めていく、ということが肝要なのではないでしょうか。

まあ、嫌と思える上司に会うこと、会社勤めでは避けられないかと思います。ですが、考え方によっては、自分が成長する機会でもあるでしょう。案外、自分もその立場についてみると理解できることもあります。もちろん、どうしても合わない、根本的にダメ、ということもあるので、そういった場合はその上司から離れることも必要でしょう。

 

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