自由に働く、結構、甘美的な魅惑的な響き、しませんか。でも、自由だと、つい、流されてしまい自分を律するのがむずかしかったりします。今回は、以前の職場のことをふりかえりつつ、そんなこんなを述べてみます。
自由に働ける環境、ということ
以前、といっても、もう20年ほど前になりますか。受験予備校みたいなところで、講師の仕事を1年だけしていたことがあります。
このお仕事、非常に自由度が高く、授業と打ち合わせ以外はいつでも、どこでも、仕事をしていい、ということです。特に、就業時間という概念もなく(逆にいうと残業という概念もなかったのですが)、勤務時間すらも決められていません。
とはいえ、仕事がないわけではもちろんなく、模試の作問や採点について期限が決まっているのでそれは守る必要があります。
自由な環境の大変さ
この環境、意外と魅惑的だとおもいませんか?ところが、必ずしもそうではなく、なかなか大変なことがありました。
例えば、家とかで仕事をするのは、意外と集中できません。すぐに、横になってしまったり、テレビを見てしまったり、ぼんやりマンガとか読んじゃったりして。
また、いつでも仕事ができる、というのも案外くせもので、ずるずると仕事をしてしまいました。結局、講義の準備であったり、作問であったり、時間をかけようと思えばいくらでもかけられるので、なかなか、自分の時間を持たずにいた、ということです。
あえて制約を設け仕事をする
結局、どうしていたのか、というと、朝はそれなりな時間に講師室にいって、夕方のそれなりの時間に失礼していました。やっぱり、講師室は、仕事するしかないので、結構、仕事がはかどったりします。
また、ずるずるとしごとをしてしまう、ということについては、強制的に休日を設ける(その時は火曜日だったでしょうか)ことにより対処していました。
そんなこんなで自分で、適宜、枠を作り、その中で集中するようにしていた気がします。コツとしては、あえて自分で制約を作る、ということです。
考察
振り返るに、やっぱり自由な環境で仕事をする、ということは、結構難しいもんだな、、と思いました。
とはいえ、同僚の友人はというと講師室にはめったにこず、自由に動き回っているのをみると、それぞれ、こういった環境に向いている人、そうでない人はいるのだな、というところです。人によっては縛りがあったほうがいいかも。
でも、自由な働き方、というのは、スケジュールを弾力的に運用出来たり、悪天候の時は自宅で仕事できたり、といいこともあるので、うまくバランスがとれるといいですね。