流行に流されることにおける、3つの罠

流行、読んで字のごとく、流れ行く、ということになります。つい、流行には流されがちで、楽しい(!)と思うこともあるのですが、注意したほうがいいこともあるのです。そんなことをつらつらと綴ってみました。

一番は流行に乗ろうとすると、お金や時間がかかったりします。流行の中にある、ということは、それだけ人気があり手に入りにくくなります。例えば、昔、ドラゴンクエストやファイナルファンタジーが発売されたとき、徹夜で行列、ということありました。当時、これらのゲームが流行の最先端にあるので普通だと買えないのです。徹夜で行列となると、それだけ時間や体力を使ってしまいますよね。また、クリスマスイブもデートシーズンで、レストランも予約がとりにくくなったり、料金が高くなったりします。クリスマスの時に無理にデートせず、年が明けてからだと安くなったり、予約も取りやすいはず、なのですが、、、。このように、流行に乗ると思わぬところで時間やお金がかかってしまいます。

その次として、個性が出しにくくなります。流行しているものは、多くの人が買ったりしたりしているので、ある意味当たり前で、没個性的になります。例えば、「クリスマスにデートしてたんだよー。」といっても、ありふれていて面白くないですよね。でも、これが、4月8日(灌仏会、お釈迦様の誕生日)にデートして精進料理を食べた、というと、ちょっととんがっている感じがしませんか。人と変わったことをする、自分の特徴を出す、ということであれば、流行から一線画して自分の世界を追ったほうが、効果的でしょう。

今まではプライベートですが、ビジネスの世界では流行り始めたらもう旬は終わり、ということでしょう。「この仕事、もうかるようだよ。」と、認識されたときには、すでに先行している人が強大な参入障壁を築いている、か、参入者が多くなりレッドオーシャンになり始めています。ビジネスでうまくいくためには、まだ、人が気づいていないところを見つけてそこでうまくやる、ということが必要でしょう。投資の格言にも、「人の行く裏山に花道あり。」ということで、安易に流行を追うことを戒める、言葉があります。ビジネスでは、流行は観察しつつも、安易に飛びつかない、ということが必要なのでしょう。

確かに、流行を追うことは楽しいですし、ビジネス上も流行をしている理由を分析する、ということは必要でしょう。ですが、時には一歩引いて流行とは別の動きをする、ということも必要ではないでしょうか。

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