海外でも国内でも旅行にでかけたとき、そこ固有の食堂に行って食事をすればいいのに、時としてマックやスタバに行ってしまうこと、ありますよね。その心理について少し考えてみました。
旅先であっても、チェーン店はあふれています。特に表題に書いたマックやスタバは日本や欧米だけではなく、アジア各国にもあったりしますよね。このマックやスタバといったチェーン店的なもの、国や地域によって、多少の違いはありますが、出しているものも、提供の仕方はだいたい万国共通です。
個人的には、「折角、旅にでているのにそんなチェーン店に行かなくても、、。」と思うことがあります。そういったものは地元でも行けるじゃん、と思いますよね。しかし、そこには割ともっともらしい理由があります。
それは、「既知のものによる安心感」を求めている。つまり、旅にでれば、周囲は知らないところだらけ、ですよね。そうすると、なにげに入ったところで「もし、いまいちだったらどうしよう。」という不安に駆られてしまうこともあるでしょう。特に海外だと、料理が口に合わなかったり、システムがわからなかったりもしますし。そうしたところに、スタバやマックがあると、つい、入ってしまう、そういうところがあるのでは。自分も、スタバはあれば入ってみたりもします。
あと、通になると「微妙な違い」ということを楽しめるようになる、というのもあるでしょう。案外、そういったところを比べてみるのも面白いものです。ちなみに、スタバだと、ショートサイズがあるのは日本くらいで他はそんなに小さなサイズは置いていませんですし。マックもイスラム教圏だと、豚肉は使えないので、他の肉を使っているだろうしそうすると微妙に食感や味が違ってくるのではなかろうかと。
このようにチェーン店的なものは、均質であることにより、消費者に対し安心感を持たせ売っている、という側面があります。もちろん、それに付加してブランド、サービス、低価格、といったものを提供することができます。結局、マックやスタバは「既知であることによる安心感。」が大きな売り物となっているわけです。