コミュニティに支配されずうまく付き合うことにより、自分の人生をスムーズに生きるためには

コミュニティ、人は多かれ少なかれ、複数のコミュニティに所属しています。本来は、そこからなにかをえるために所属しているはずですが、いつの間にか、そのコミュニティに自分の人生が支配されていしまい、自分らしく生きれなくなってしまった、ということもあるはずです。そのようなことを減らすには、どうすればいいか考えてみました。

コミュニティに支配されるとは

コミュニティに支配される、特定のコミュニティに所属しそこに思うように使われてしまい、自分がその中で主体性を失い、自分にとっても周囲の人にとってもマイナスになることをいいます。コミュニティはかなり広い概念で使っていて、職場、家庭、サークル、部活、町内会、勉強会、宗教団体、等々人が集まるところをさします。

例としては、新興宗教に取り込まれる、ブラック企業に使い倒される、学校でいじめにあう、ママ会で無視される、が挙げられます。これほど、極端ではなくても、自分の都合よりコミュニティの都合が優先されてしまうようなことが往往にしてあることでしょう。

以下では、こういったことを防ぐためにどうすればいいか考えてみました。

複数のコミュニティを持つこと

一番、大切なことは複数のコミュニティを持つこと。一つ、もしくは、少数のコミュニティしかないと、自分にとってはその世界だけになります。そうすると、そこで行き詰ると、自分の人生のすべてにおいて行き詰ってしまう、ように思ってしまうこともあります。これを悪用すると、新興宗教とかブラック企業は自分の組織以外を見せなくすることにより、文字通り構成員をそのコミュニティから逃げられないようにしてしまいます。

複数のコミュニティを持つと、自分が属しているコミュニティを客観的に見ることができたり、逃げ道になったりもします。会社での仕事や人間関係がうまくいかないときに、別のコミュニティにいると少し気晴らしになります。また、あまりにも自分の属している組織がおかしければ、そこから離れる、という選択肢も取りえます。もちろん、職場のように比較的離れにくいコミュニティもあるし、他方でサークルのようにすんなりと離れることができるものもあるでしょう。こうやって、一つではなく複数のコミュニティに属していると多少は、一つ一つのコミュニティからの力を受けにくくなります。

また、会社の様に一見一つのコミュニティに見えるところであっても、細分化して多くのコミュニティととらえることができます。そうすると、自分が属するコミュニティ以外の人と交流をとることにより、ある意味複数のコミュニティに属しているような状況を作ることも可能でしょう。

コミュニティの中で力を持つこと

コミュニティの中で力を持つ、これはコミュニティの中でうまくやっていくには必要なことだと思います。そのことにより、自分の影響力が増し、ある程度はコミュニティの中で自分の思うようにふるまうことができます。例えば、会社組織の中で非常に大きな貢献をしている、ということであれば、会社も無下には扱えなしですし、自分の意見も通しやすくなります。

ただ、コミュニティで力を持つことに専念しすぎるのも問題です。そのコミュニティにべったりになってしまい、他のコミュニティを持たないと、いざ、そのコミュニティから離れた場合にどうしていいかわからなくなります。また、コミュニティで自分とライバルになる人を蹴落とそうとしたりするのも、倫理的にいいことではないでしょう。そのコミュニティの価値観に染まると、他のコミュニティに行ったときにうまくやれなくなる可能性も出てきます。

ひとりでいることやコミュニティを離れる勇気を持つ

コミュニティの中でうまくいかないときには勇気をもってそのコミュニティとは距離をとる勇気も必要です。そのことにより、多少孤立したり、コミュニティから離れても、それを耐えることができる、ということです。時には、村八分みたいな状況に陥ることもあるかもしれません。その場合、コミュニティに阿って中に入れてもらおうとするより、孤高にしているということも必要でしょう。

本当にいじめとかハラスメントとか、そうでなくてもコミュニティの価値観やあり方が自分にそぐわない、ということであれば、そこから離れる、ということも大切でしょう。そうして、自分に合うコミュニティを探しに行く、ということが求められるのかなと。

まとめ

時として、コミュニティの中でうまくいかない、ということもあろうかと思います。うまくやるために力を付けることはもちろん必要なのですが、それ以上に複数の組織に属して自分の所属しているコミュニティを相対化させたり、時としてコミュニティから孤立、離脱する、ことも必要です。要するに、コミュニティのために自分があるのではなく、自分のためにコミュニティがある、という考え方を取ることが必要なのではないでしょうか。もちろん、コミュニティからなにかを受け取っているのであれば、それに対しては自分もコミュニティのために行動することは必要なのですが。

 

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