日常生活、ふと目を凝らすと色々と学ぶべきところが見えてきます。今回は、名物について。名古屋に行ったときに友人と話をしていて感じたことを書いてみます。
名物、そこの人は食べているのか
名古屋に行ったときのこと。実は、名古屋は松本からだとそれなりに近く、東京に出るより、お金も時間もかかりません。小さいころはおば一家がいたこともあり、ちょくちょくいっていたので少し童心に戻り名古屋にふらっといってみました。お昼は、名古屋は名物が多いこともあり悩んだのですが、駅前の喫茶店ぽいところで、名古屋名物あんかけパスタを食べました。
その後、ふらふらした後、夕方に友人に会い色々と世間話をしているときに、お昼に食べたあんかけパスタの話をしました。まあまあだね、みたいな感想を言ったところ、、先方からはあまり食べたことがない、とのこと。
この言葉を聞いて、はたと思ったのが、
「そういえば、おれも山賊焼き、食べてないや、、。」
、山賊焼き、というのは、鶏のから揚げみたいな食べ物で一応松本名物となっています。でも、松本に帰ってきてから一回くらいしか食べてない、、その他、松本名物でちょくちょく食べるのはそばくらいで、他の名物はそれほど食べてません。
観光客の見方と地元の人の見ているものが違う
観光客は名物を食べ、地元民は比較的食べない。この違い、どこから生まれたのか。結局、名物というのは、時として観光客向けのものになっている、ということを示していると思います。観光客が食べるものが、必ずしも地元で好まれているというわけではないでしょう(もちろん地元の人に好かれているものもあるでしょうが)。
これと、同じようなことが名所やら、名店やらでも言えて、観光客は多いけど、地元の人は少ない、ということは往々にしていあります。つまりは、観光客が見ているものは、必ずしも地元の人とは違う、ということです。やっぱり、遊びに来る人と、住む人では見えるものが違います。観光客として来ている場合は、そういったことをふまえながら、街を見ると見えてくるものも異なるのでは、と思うところです。