地方特有の言葉、どこにでもあるものです。もちろん、私が今住んでいる松本にもあります。住んでいる人にとっては普通の言葉、と思ってしまうのですが、別の土地の人にとってはそうではない。今回はそんな言葉の中から、僕が素敵だな、と感じた言葉を紹介します。
で、「あるを尽くす。」。飲み会の席かなにかで発言されることが多いようです。意味は字のごとく、あるものを尽くす、つまり、目の前に並んでいる料理や飲み物を食べきって飲みきってから宴会を締めよう、という言葉です。宴会の席、話すことに夢中になり、また、おなか一杯になってしまうこともあり、飲み物や食べ物が残ってしまうこと多いですよね。やっぱり見ていてつい「もったいないなー」という気持ちになってしまいます。そんな時に、「あるを尽くす。」といって、残っている食べ物や飲み物を片づけてから帰る、というのはすごく素敵だな~、と思います。
ちなみに、この言葉、私が20年前頃に松本にいたときは特に聞いたことがありません。おそらく、割と最近にできた言葉なのかな、という気がするのですがいかがでしょう。もしくは、その時はまじめな未成年だったので、宴席に出ることがなかったから、、、ともいうこともあるかもしれませんが。
それと、松本では、30・10運動というものも執り行われています。これは、宴席では、開始30間は席を立たずに食事をし、終わる前に10分前には席に戻り食事に専念する、という運動です。始まって30分のあたりがおなかも減っているし食べ物も出来立てで一番おいしく食べることができる時間ですよね。また、終わり10分前にテーブルの上にあるものを片づければ少しはテーブルの上もすっきりするでしょう。この運動も積極的に推し進めていければなー、なんて。とはいえ、松本だけではなく、佐賀とか他の地域でもあるようですが、こういったことが日本中に広がればいいですよね。
今回は、あるを尽くす、という言葉を紹介いたしました。宴席で食べ物が残るのは、もったいないし、作ってくれた人に悪いので、積極的に食べつくしたいです。そうそう、遠慮の固まりもどんどんたべてしまいたいですね。