仕事をする、とした場合、多くの人はのびのびと色々なものに縛られずにしたい、と思うことでしょう。とはいえ、実際、自由になってしまうと、なかなか、馬力がでないものです。今日はそのあたりのことを考えてみました。
自由な場合、なにも制限がない場合、というのは、楽なようでいて仕事がはかどりません。というのは、自由だとだらけてしまう、ということあるでしょう。特に自宅だと、気が散るものも多く、なかなか集中できませんよね。会社組織であっても、始業時間や終業時間が緩いと、なんとなく、だらっと時間が過ぎてしまう、そんなこともあるものです。
実は、規律があったほうが、仕事ははかどります。朝、ぴちっと出社して、夕方もさほど残業せずに帰る、というと、その間は仕事モードになるので、その時に片づける誘因が働くので、集中力があがりさくさくと仕事が片付きます。特に、上司が目の前にいたり、同僚との距離が近かったりすると仕事に専念せざるをえなくなり、思いのほか仕事にのめりやすくなります。とはいえ、人のルールで縛られるのはなかなかつらく、なじめない人もいる、でしょうし、こういう状態が続くと自分が主用に仕事をしたくなるものです。
では、自由な環境の中で、仕事を効率的にするためにはどうするか。その、一つの答えとしては、自分でルールや制限をつくること。たとえば、朝は何時におきて、どの仕事から手を付けるか、どの程度の仕事をするか、ということを決めておいて、それに従うようにするといいでしょう。もう一つは、場所を変えること。自宅だと集中できない、となれば、カフェや貸しオフィスでやる、ということもあるでしょう。このように、自由に仕事ができる環境の場合は、どうやったら仕事に集中できるようになるか、という環境づくりを考えることが大切です。
と同時に、組織をデザインする、仕事をデザインするにあたって、自由を重んじたことにするのか、それとも規律を強くするのか、それは、仕事の内容や組織規模にもよるのですが、そのバランスをどこに置くのかということを慎重に考えることが必要です。