先日、ゼロ円キッチンという映画を見ました。これは、主人公が食物廃棄がありそうな所に行って、そこから通常捨てられている食料を救い出し、料理する、という映画です。なかなか、面白く、これを見てなにかしなくては、と、思った人も多いのではないでしょうか。その中で、個人レベルでできることといえば、冷蔵庫からの食べ物ロスを減らすこと。そのため、ここではそのための方法をいくつか紹介することとします。
珍しい食材、調味料は率先して使う
時には、普段使わないような食材や調味料、そういうものって、つい、冷蔵庫の中で滞留しがちです。そういったものは、積極的に使ってみるようにしましょう。
例えば、焼肉のタレ。焼肉をする時に買ってきたものの、その後は使われずにあまりがちです。でも、実は、こちらでも紹介したように焼肉のタレは色々に使えます。
このように、普段使わない食材、調味料も色々な用途に使えますので、こういったものは意識的に使ってみましょう。
半端な食材を組み合わせてみる
買物間近になると、食材が余ってきて、半端な食材がでてきますよね。こういった食材、気を付けないといつまでも冷蔵庫の中に残ってしまいます。そういったものをうまく組み合わせて、料理してみましょう。そうすることにより、半端な食材を活用することができるとともに、新しい料理を発見することができます。
以下の写真のうち左側は、冷蔵庫に合ったレタスと納豆で作ったサラダ。納豆にしょうゆ、エゴマ油、酢を加えて、ドレッシング仕立てにしたもの。ねばねばが微妙でしたが、まあ、食べられないことはなかったです。右側は、冷蔵庫にあった玉ねぎ、しいたけ、玉ねぎでミルクスープ仕立てにしたもの。こちらは、結構、おいしかったですよ。
賞味期限を気にしすぎない
賞味期限、つい、気になってしまいますよね。ただ、賞味期限というのは、そもそも、おいしく食べれるための期間であり、賞味期限が過ぎたからといって、直ちに悪くなるわけではありません。多少、賞味期限をすぎても、状況を見て、大丈夫そうだったら捨てずに食べてもいいのではないでしょうか。もちろん、食べる前に、きちんと確認はすべきですが。
余っている食材をベースに買い物をする
料理をする方であれば、定期的に買い物をすると思います。その時、冷蔵庫を見て余っているものをベースに献立や買い物の内容を考えます。
例えば、じゃがいもが余っていました、という場合。じゃあ、肉じゃがを作ることにして、豚肉(僕は肉じゃがは豚肉派です)、にんじん、玉ねぎを買い足す、ということが考えられます。
このように、冷蔵庫に残ったものをベースに買い物すると、残ったものを優先的に使えるので、食材のロスを減らすことができます。
必要なものだけ必要な量だけ買う
買物に行った場合、必要なものを必要な分だけ買う、ということが大切です。買い物に行くと、「つい、気になって買ってしまう。」、「安いから量を買ってしまう。」という買い方をすると、結局、使わなかったり、使い切れなかったりすることがあります。それを防ぐために、必要なものを必要な分だけ買うようにしましょう。
例えば、事前に買い物リストを作ったり、割高でも少量のものを買う、というような策があります。
完璧主義ではなく進歩主義で
できることを少しずつしましょう。こういったことをすると、つい、「冷蔵庫からの食べ物ロスを減らすぞ!」と意気込んでしまい、最初のうちははりきるのですが、結局、疲れてしまい元の木阿弥になってしまうことが往往にしてあります。そうではなく、少しずつ、自分のできる範囲でやってみましょう。そして、これを続けて、徐々にく冷蔵庫ロスを減らすことが大切です。
まとめ
つい、冷蔵庫にある食べ物は処分してしまいがちです。買物を工夫し、できる限り使いきるようにしましょう。いきなり変えるのではなく、徐々に減らしていくようにすればいいのではないでしょうか。