時として、人から奢ってもらうこと、あるかと思います。人によっては、固辞する人もいるのですが、私は基本的にはありがたくいただくようにしています。その背景、留意点について少し考えてみました。
相手の気持ちを立ててあげる
相手が奢りたい、と思う気持ちにはなにがしかの気持ちがあります。例えば、頑張った後輩を激励したい、お世話になった人にお礼の意をしめしたい、送別の気持ちを贈りたい、といったところでしょうか。そういった場合に、固辞すると、「奢りたい」という相手の気持ちを受け取らないことになり、奢ろうとした相手に対して失礼になることがあります。なので、素直に受け取っておくといいのかな、と思います。
通常は、先輩や上司から後輩や部下へ、という流れになることが多いのですが、その逆もあります。その場合であっても、素直に受け取っておくことがいいのではないかな、とそう感じます。
もちろん受け取らないほうがいいことも
一つは、社会規範的に受け取るべき時ではない場合。ようするに、わいろが疑われるようなときです。職業倫理上、公務員だったらみだりに民間の人から饗応を受けてはいけない、というときです。必ずしも、目的はわいろではなくとも、李下に冠を正さずということもあるので、受け取らないほうがいいでしょう。
もう一つは、高額すぎるもの。高額な場合、強い想いが込められている場合があります。それにこたえるつもりがないなら、受け取らない方がいいでしょう。なにをもって高額か、ということもあるのですが、後になって「やっぱり、返して」といわれたときに困るものは、高額のカテゴリーに入るのかな。
受け取った後は
受け取った後は、素直に感謝の意を表明します。お返しをするのか、というと、それは流れで必ずしも、ということはないでしょう。むしろ、心がけとしては、同じことを別の人にしてあげるといいのかな、と考えています。よく、先輩から奢ってもらった、ということであれば、後輩に奢る、とか。このように、おごること、なにかを与えることをその人だけの間でするのではなく、そこから外に広げていくと、より、世の中が良くなるのでは、そんな風に考えています。
まとめ
人からのおごり、例外はあるものの、素直に受け取っておくとよいでしょう。受け取った後は、もちろん、感謝の意を表すのですが、自分も他の人に同じようなことをしてあげられるといいですね。