先日、インドでの出張に行ったときのことを綴ります。宿泊していたホテルで結婚式を開いていたのでそのことを紹介します。日本の結婚式とは、似ているようで結構違ったりもします。
出張で仕事帰りでホテルに戻った時の事。なにやら、パーティー会場が飾り付けられています。ホテルの人に聞くと、これから結婚式がある、とのこと。日本だと週末がほとんどですが、インドだと平日の夜に開催されることもあるようです。11月から2月はブライダルシーズンということです。
ちょっと興味があったので、少し入ってみます。日本とは違い、受付で祝儀を渡すという習慣がないらしく、受付の席には行くものの誰もいませんでした。ちなみに、右側の花弁は新郎、新婦が入ってきたときにまいていました。後で聞くと、インドでは日本のように参加者からお金をもらう風習はなく、両家の家族が結婚式の費用を負担する、とのことです。
中に入ってみるとこんな感じ。夜、8:00頃から開場しています。その時の状況はこんな感じ。
出席者は座りながら待っています。ウェイターの方が飲み物や軽食をサーブします。そして、友人どうしできたのでしょうか、思い思いしゃっべている方もいます。また、外の廊下でしゃべっている人も何人かいるようです。待ってみてもなかなか始まりません。そうこうしていくうちに時間はどんどんすぎていきます。
そうこうしていると、一人のおじさんが私に話しかけてきました。
「君は新郎、新婦どちら側の人間かね?」
「いやー、とおりすがりの日本人です。インドの結婚式に興味があって。もし、まずければ、これで失礼しますよ。」
「いやいや、特に出ていくことはないよ。ゆっくりしていきなさい。」
「ありがとうございます。ところで、式はいつ頃始まるのですか?」
「10時過ぎだね」
すでに、9時半くらいになっていましたが、とりあえず、10時以降ということでもうちょっと待ってみることに。
しかし、10時すぎてもなかなか始まりません。といって、お客さんも会場にいるし、ウェイターの人は相変わらず飲み物や軽食を配っているし、終わったわけではないので、気長になっています。さすがに、飽きてロビーに出てみると、なにやら着飾った人たちが。ピンクのターバンが印象的です。この時は11時少し前でした。
さらに待つこと10分くらい、まずは新郎が登場します。そして、会場に入場して、着席します。なにやら、王様風な服装をしていますね。
そこから30分くらい?新婦の方も登場します。少し画像は少しぼかしてみました。
新郎新婦が席に着くとこんな感じ。まずは、カメラマンの人がパシャパシャと写真をとります。それとともに、親族や友人と思しきかたが、新郎新婦に話しかけに行きます。新郎、新婦は少し緊張している感じでしたかね。
あれれ、会場にはあまり人がいませんね。席も空席が目立ちます。どこに行っているのかというと、、、。
このように外にはビュッフェがあり、ここで、ご飯を食べているから。ここでも、誰が食べているか、のチェックはないので、僕がこっそり食べてもとがめられないだろうなー、と思いました。とはいえ、そこまで図々しくはなかったのですが。
ここまでで、夜の12時少し前です。宴はまだこれからだー、みたいなところもあるのですが、私も力尽きてしまったので、今回はこの辺で失礼。最後まで見てみたかったのですが、まだまだ、時間がかかりそうなので、今回はこれまで。
なかなか、異国の結婚式を見る、という機会もないので、興味深いものでした。結構、お国柄がでてたかなー、と感じます。スケジュールとかもなにもなく緩く開催される、インドの結婚式、日本とは大きく違うものですね。なかなか、面白い経験ができたかと思います。