戦略的思考、大切だ、とよく言われます。もちろん、会社の職場環境でも戦略的思考を持つ、というやっぱり必要です。具体的にどのようにすればいいのか、考えてみました。
職場全体を見る、ということ
職場で戦略的思考をとるということは、職場全体の状況を俯瞰し、全体としての利益が大きくなるようにリソース等を配分していく、ということになります。ここで、大切なのは各業務の重要性であり、重要な業務はスタッフを手厚く配備したり丁寧に対応する、他方、重要性が低い業務についてはある程度人の配置を薄くして無理がないようにしていきます。
逆に、全体を俯瞰する、重要性を考える、ということがないとどうなるのでしょうか。どの業務も大切、どの業務も頑張れ、ということになり、リソースが足りなくなります。これが短期間であれば、なんとかなるのでしょうが、長く続くと徐々にスタッフが疲弊し大変なことになります。
というわけで全体を見て、力の入れ方を間違えないようにしたいですね。
特にリーダーは全体を見たい
全体を見れないリーダーがいる場合、どうなるのか。一つ一つの業務が存在している以上大切です。そうなるとそのリーダーはその一つ一つについて、つい、その大切さを強調して、一つ一つの業務について全力を尽くすよう要請するようになります。この場合、どうしてもスタッフの全体の業務を見ず、部分部分で指示をするので、業務ごとのバランスがとれなくなるとともに、部下は辛い状況に追い込まれます。それとともに、局地的にしか指示をしないので、組織がバラバラに動くことにもなりかねません。
結果「この組織は指揮者のいないオーケストラみたいだ。」と評されsていまう、組織ができあがってしまうこともありえます。
戦略を言い訳にしない
これはリーダーではなく、その下で働くスタッフについて。スタッフの立場としても、全体はある程度は見えてくるということもあるでしょう。その場合、「こんなん大した仕事じゃないよー。」といってつい手を抜いてしまいたくなりますよね。ただ、これはいけません。戦略的にリソースを配分し重要性を決めるのはリーダーの仕事なので、スタッフのほうとしては与えられたリソースで目標を達成できるようにすることは必要です。
まとめ
職場全体を俯瞰し、全体感をつかんだうえで指示をするようにしましょう。リーダーは全体を見て指示をする、部下は与えられた仕事はできる範囲で全力を尽くすことが必要です。