さて、陸前高田訪問記、続編となります。続きは奇跡の一本末から
こちらが奇跡の1本松。かつては、高田松原というところで松が7,000本くらいあったところのようです。ところが、津波の影響でほとんどの松が流されてしまい、残ったのがこの1本の末だけ。その松も枯れてしまった、ようですが、あったことを残そう、ということで特殊加工を施され形としては残っている、ようです。なお、一本松の近くには、津波の被害にあったユースホステル(?)があり、それも残そうということになっています。
こちらが、かさ上げ用の土を運んだベルトコンベアー。山から土を掘り出し、それを市街地に盛ることにより、かさ上げをします。その土を運ぶために使われたのがこのベルトコンベアーとなります。今は、かさ上げはひと段落したようで、ベルトコンベアーは解体され、一部のみがここに残っています。
一本松の近くで食したソフトクリーム。実は、しょうゆベースで、食べる前は不安でしたが、コクがあって意外とおいしい。普通のソフトクリームにみたらし団子の雰囲気を加えたような。うまく、説明できないので機会があれば食べてみてください。
ここが、かつての中心市街地。津波の時はほとんど流されてしまい、現在は、かさ上げ作業中。写真を見てもわかるように、建物がなく、その代り、トラックやショベルカーが作業をしています。ようやく、今年にはかさ上げ作業が終わり、建物の造成がはじまるようです。この風景からは想像しにくいのですが、そういうことのようです。具体的な着工時期等については、こちらを参照いただければ。
海岸線にある堤防が防潮堤。高さ12メートルくらいあるようです。防潮堤、地域によって、設置するかしないか、どのくらいの高さにするか、ということは異なるのですが、ここは、他の地域と比べ高く設定しているようです。
ここが、今回、宿泊したキャピタルホテル1000、ちょうど、かさ上げ地とそうでないところの境目にあるホテルです。少し、高台の上にあり、かさ上げ地を見下ろせるようなロケーションとなっております。ここは、朝食もしっかりしており、大浴場もあったりして、なかなか居心地はよかったりもします。今のところ、周辺には店舗等の施設はないのですが、かさ上げ地への移設が進むともう少しにぎやかになるのかな、と思いました。
(続く)